22日、米ニューヨークで中国系警官がパトロール中に誤って黒人男性を射殺した事件で、同警官が起訴されたことを受け、現地の華人らを中心に大規模な抗議活動が行われた。写真はニューヨーク。

写真拡大

2016年2月22日、米ニューヨークで中国系警官がパトロール中に誤って黒人男性を射殺した事件で、同警官が起訴されたことを受け、現地の華人らを中心に大規模な抗議活動が行われた。環球時報が伝えた。

2015年11月、中国系警官のピーター・リャン(Peter Liang=28)は、暗闇の中物音に反応し丸腰だった黒人男性を誤って射殺。過失致死などの罪で起訴された。ニューヨークでは昨年、白人警官が黒人男性を逮捕する際に死なせ、 ミズーリ州ファーガソンでも同様の事件が発生したが、いずれも不起訴となっていた。

ピーター・リャンの起訴に在米華人が反発し、ニューヨークをはじめ多くの都市で抗議デモが発生。デモは20日時点で約40都市まで拡大し、主催者側は5万人が抗議に参加したとメディアに述べた。一方でデモ参加者を1万5000人と伝えるメディアもあり、情報が錯綜(さくそう)しているが、大規模なデモであることは間違いない。さらに、華人らは米ホワイトハウスの請願受け付けサイトに意見を投稿し、署名が12万に達し規定の10万人を超えたため、ホワイトハウスが返答。ホワイトハウスは「州検察の起訴には介入できない」としている。

デモ参加者らは、「公正公平は皆が享受できる権利」「スケープゴートには絶対ならない!」などと書かれたプラカードを掲げ、「白人警官が黒人住民を射殺しても起訴されないことに、民衆から不満や怒りの声が高まっている。こうした中、米警察当局はピーター・リャンを起訴し、不満や怒りを緩和するスケープゴートに利用したのだ」と語っている。(翻訳・編集/内山)