世界4大文明はすべて大河のそばで生じ、そして発展を遂げた。大河が造り出す肥沃な土地がその一帯に人間を引き寄せ、特定の文化・文明を形成させたと言える。中国メディアの新浪はこのほど、訪日中国人による爆買いという「巨大な潮流」がそこに商機を探る人びとを引き寄せ、独特なビジネス環境を創り出している点について紹介している。(イメージ写真提供:123RF)

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 世界4大文明はすべて大河のそばで生じ、そして発展を遂げた。大河が造り出す肥沃な土地がその一帯に人間を引き寄せ、特定の文化・文明を形成させたと言える。中国メディアの新浪はこのほど、訪日中国人による爆買いという「巨大な潮流」がそこに商機を探る人びとを引き寄せ、独特なビジネス環境を創り出している点について紹介している。

 日本政府観光局(JNTO)の調査によれば、2014年における訪日中国人は前年比83.3%増の約240万人だったが、15年は同107.3%増の499万人に達した。中国人訪日客の増加傾向は16年も止まらないとする分析もある。中国人客によるインバウンド需要は巨大な河のような潮流と化しているが、日本企業も中国人もこの潮流のそばで商機を見出そうとしていると記事は指摘している。

 例えば、一部の商業施設は春節に中国向けのプロモーションを実施し、中国人スタッフを配置して受け入れ体制を整えた。外国人を主要なターゲットとした施設や店舗も登場し、外国人による売り上げが大半を占める店舗も現れてきている。

 しかし、この潮流に商機を見出そうとしているのは日本企業だけでない。中国人はインターネット上のクチコミを買い物のための主要な情報源とするが、日本企業にとっては中国のクチコミネットワークを利用して宣伝する方法に明るくない。そのため、中国のコンサルタント企業や個人が相応の手数料を条件に日本企業に代わって中国のクチコミネットワークで製品の宣伝を請け負っていると記事は説明している。

 また中国の決済システム「アリペイ(Alipay)」を導入する日本企業も増えている。記事は日本の家電量販店や百貨店、コンビニなどでアリペイの導入が始まっていることを紹介。日本企業は中国人旅行客による購買をさらに促進する狙いだが、アリペイにとっても大きな商機となっている。

 中国人による爆買いの勢いが衰えてきているとの一部報道もあり、この潮流がいつまで続くかわからないが、爆買いが明らかに中国独特のビジネス環境を日本にも形成していると言える。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)