21日、韓国の大学の卒業式が総じて冷めた雰囲気になりつつある。

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2016年2月21日、韓国・SBSテレビはこのほど、このところ韓国の大学の卒業式が総じて冷めた雰囲気になりつつあると報じた。

17日、ある大学の卒業式会場となった講堂は3分の1ほどが空席のままだった。卒業式には付き物の、学士服に学士帽をかぶり、両親や友人たちと記念撮影をする卒業生の姿も構内にはまばらだ。こうしたどこか閑散とした雰囲気の卒業式が韓国の大学に増えつつある。

原因は厳しい就職難だ。実際の卒業生たちに卒業式に出ない理由を聞くと、「就職活動で忙しい」との回答が23.7%、「就職が決まっていないので行きたくない」が20.7%と、就職の難しさが卒業式の華やいだ雰囲気をそぐ要因になっていることが分かる。また、こうした寂しい卒業式が増えた影響なのか、「行く必要を感じられない」との回答が56.3%と半数以上に上った。卒業アルバムも申し込まず、卒業証書も郵便で受け取る「あっさり派」も増えている。

SBSはこうした状況について、「一度しかない卒業式への出席を就職いかんで決めるのが普通のことになってしまった」と報じた。

これに、韓国のネットユーザーからはさまざまなコメントが寄せられている。

「この国では父も無職、息子も無職」
「別に恥ずかしいから行かないんじゃなくて、心配事がいろいろあって行かないだけだと思う。最近は卒業してすぐに就職しない人も多いし」
「大人がこういうふうにしたくせに、若者に向かってなんで就職できないのかと責めるな」

「大学の卒業式に何か大きな意味があるとは思えない」
「悲しい現実。90年代には就職を選べたくらいなのに」
「大学は無職の生産工場」

「僕は23歳。卒業式に行かないと言ったら親とけんかになって、家は最悪の状態」
「卒業アルバムは小中高だけで十分」
「今の時代、ソウル大を出ても無職」

「私も行かなかったけど、数年たって後悔してる」
「就職できてなくても、卒業式には絶対に行った方がいい。学士帽で両親と撮った写真1枚が後で大きな思い出になるよ」(翻訳・編集/吉金)