18日、杭州にある茅以昇の旧居が芸術喫茶に変身を遂げたというニュースが物議を醸している。

写真拡大

2016年2月18日、杭州にある茅以昇(マオ・イーション=土木工学者、橋梁専門家、教育者)の旧居が芸術喫茶に変身を遂げたというニュースが物議を醸している。茅以昇の旧居は、杭州市で初めて認定された歴史建築物で、銭塘江大橋を設計・建築したことで知られる茅以昇は、しばしの間、この建物に住んでいたことがある。浙江日報が伝えた。

【その他の写真】

茅以昇旧居は、灰色のセメントと煉瓦でできた2階建ての建物。中国式と欧米式がミックスされた一戸建てで、1930年代に建設された。その後長年の歳月を経て、2004年に「杭州市歴史建築物」に認定された。建物の前方には、同じく市が認定した歴史建築物の南山路206号と206−1があり、これら3棟がひとつの「ベルニーニ」タイプの芸術・生活館を構成、今年の春節(旧正月。今年は2月8日)前にプレオープンした。

▼飲食店の営業は違法ではない

杭州市歴史建物保護管理センターによると、茅以昇旧居は個人の所有物であるという。また、「杭州市歴史文化都市エリア・歴史建築保護条例」第40条では、「保護の条件を満たす場合に限り、歴史建築物の合理的な利用が認められており、保護責任者に対してその建物の一般開放を奨励する」としていることから、茅以昇旧居が芸術・生活館として開放されることは、決して関連規定に違反する行為ではないという。

▼旧居の利用が議論の的に

以前、西湖断橋の真向かいにある蒋経国(ジアン・ジングゥオ)旧居の建物にスターバックスとマクドナルドが入ったことが世間の注目を集め、ネット上でも話題となった。茅以昇旧居が芸術喫茶となることについて、一部のネット民は、「旧居内に著名人の遺品が残っていない場合は、芸術生活館に改造する方が、そのまま放置しておくより良いだろう。そうすれば、建物のオーナーは、全体のメンテナンスのための活力や財力が得ることができる」という、関連当局とほぼ同じ意見を主張した。(提供/人民網日本語版・翻訳/KM・編集/武藤)