特にホテルや食品を扱う業種を始め、店舗や施設の良しあしを判断する重要な指標の1つなっているのが「トイレ」だ。いくら店内のディスプレイや設えが美しかったとしても、トイレの掃除が行き届いていなければ客としては「がっかり」という気分にならざるを得ない。(イメージ写真提供:(C)zhudifeng/123RF) 

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 特にホテルや食品を扱う業種を始め、店舗や施設の良しあしを判断する重要な指標の1つなっているのが「トイレ」だ。いくら店内のディスプレイや設えが美しかったとしても、トイレの掃除が行き届いていなければ客としては「がっかり」という気分にならざるを得ない。

 中国メディア・騰訊網は18日、「敬服せざるを得ない 日本人はトイレに対してこれほどまでに身を入れている」とする記事を掲載した。記事は、腹いっぱい食べられる時代において、人びとは「入口」の質から「出口」の質の追求へとシフトしつつあるとしたうえで、日本のトイレ環境は「高いレベルにありながらもさらに上を目指している」と評した。

 その取り組みとして、日本政府が「日本トイレ大賞」を設け、美しい環境と高い技術を持つトイレを表彰したり、全国的なトイレ認証制度の実施を検討するなど、観光事業を支援するためのトイレ環境改善を推進していることを紹介。また、群馬県が2003年に「トイレのブランド化戦略」を立ち上げ、トイレ認証制度を実行したのをはじめ、千葉県や和歌山県など地方自治体も積極的な姿勢を示しているとした。

 さらに、日本の旅館・ホテル業界においては「ここのトイレは汚い」との口コミが広がると、人気や売り上げの急落に直結すると説明。このため、現地の旅館やホテルもトイレ環境の向上に努めていると紹介した。

 かつて、中国に行ったことのある人から聞く「土産話」の定番の1つが「トイレもの」だった。扉がないのは序の口で、穴しかない、水洗なのに流れない、外にいても目がしみるといった散々な評判で、それは往々にして笑い話にされた。現在、中国でも空港やホテルなど公共スペースのトイレ環境は大きく改善されており、かつての「土産話」を体験するには郊外や地方に行って探さなければなりつつある。それを「いささか寂しくなった」と評しては、中国の人々に怒られてしまうだろうか。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)zhudifeng/123RF)