17日、韓国・順天市の公園で運行されている韓国初の小型無人モノレールが、開業から約2年で赤字が膨らみ存続の危機に陥っている。写真は順天湾のアシ原。

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2016年2月17日、韓国・世界日報によると、韓国南部、順天市の公園で運行中の小型無人モノレール「スカイキューブ」が、開業から約2年で存続の危機に陥っている。

運行主体である順天エコトランスによると、14年4月に開業したスカイキューブは利用客の低迷によりこれまでの累積赤字が100億ウォン(約9億3000万円)に上り、現状では今年上半期を乗り越えることが難しいという。事業本社のポスコ内でも、すでに整理対象に挙がっている状態だ。

スカイキューブは、湿地の広がる順天湾の景観を下に眺めながら移動できる電動式のエコなモノレール。韓国初の実用化PRT(個人用高速輸送システム)として、ポスコと市が総額610億ウォン(約57億円)を投じて行った事業だった。

関係者によると、利用客が増えない理由は乗車駅である順天文学館へのアクセスにある。観光のスタートとなる湾アシ原の入り口から文学館までの1.2キロを歩かなければ、スカイキューブに乗ることができないのだ。以前は文学館まで運行していた「アシ原列車」も、赤字や安全上の問題で昨年11月にやむなく運行中止となった。こうした中、関係者の間からは、スカイキューブの路線をアシ原入り口まで延伸する以外に存続の方法はないとの声が上がっている。

この記事について、韓国のネットユーザーからは次のようなコメントが寄せられた。

「順天のような田舎にそんな物を造ったこと自体が間違い」
「そもそも自然を満喫しに行く所だし…」
「たったの100億ウォンで問題になるのか?」
「建設費の610億ウォンと赤字の100億ウォン、そして撤去費用が飛んで行くという話だね」

「さっさと片付けて」
「この事業を進めた人たちを処罰すべきだ」
「順天市長と、エコだなんだと騒いだ会社の代表が責任を取ればいい。ポスコは国民の税金で作った会社じゃなかったか?」

「昔はただで見られた順天湾のアシ原も、柵ができて入場料が8000ウォン(約740円)も取られるようになった」
「僕はスカイキューブに乗ったけど、悪くなかったよ。値段が高かったことだけがちょっと不満かな」(翻訳・編集/吉金)