おしゃれの歴史資料が約550点も!世田谷美術館で企画展「ファッション史の愉しみ」

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昔の女性たちのファッションを知るのは、おしゃれ好きな女子にとって興味深いもの。貴重なファッション・ブックや当時の流行を伝える版画「ファッション・プレート」などでファッションの歴史を振り返ったら、ふだんの装いのヒントが得られるかも。

2016年2月13日(土)から4月10日(日)まで、世田谷区の砧公園内にある「世田谷美術館」では企画展「ファッション史の愉しみ―石山彰ブック・コレクションより―」を開催。服飾史研究の第一人者であった西洋服飾史研究家・石山彰氏のコレクションを中心に、16世紀から20世紀にかけての資料や研究書、明治時代の「錦絵」など、約550点を展示する。

「どれもファッションの歴史を知る上で貴重なのですが、例えば『18世紀フランスの慣習と流行の歴史に資するための版画集』(1776年)は、ぜひ観ていただきたい資料です。ジャン・ミシェル・モローという当時一流の版画家がロココ時代を描いたもので、版画作品としても美しく、非常に価値があります」と、学芸員の野田さん。
今回は、神戸ファッション美術館が1997年の開館にあたって、ナポレオンの戴冠式の衣装を再現したという『大儀礼服(皇帝ナポレオン一世)』と『大儀礼服(皇后ジョゼフィーヌ)』をはじめ、同館が所蔵する中世から近世にかけての衣装も、約50着を展示する。ファッション・プレートやファッション・ブックに描かれた作品と一緒に実際の衣装を見ることで、当時の流行や暮らしぶりがうかがえるはず。

期間中、3月26日を除く毎土曜日13時から15時には、フレームを使って膨らませたクリノリン・スタイルのスカートを貸し出す「プリンセス☆クリノリン☆スタイル」(参加費無料・要観覧チケット・先着50名)もあるので、当時の貴婦人の気分を味わうのもいいかも。


また、会期中は関連のワークショップなども行われる。写真は、毎週土曜日(3月26日のみ開催なし)の13時から15時まで、地下の創作室で随時開催される「100円ワークショップ」の「ヴィクトリアン・チャーム」。100円で参加できるので、美術展のついでに気軽に参加して。

本格的に学びたい女子は、4月3日(日)の14時から17時まで開催される創作ワークショップ「ヴィクトリアン・スタイルでつくるコサージュ」(参加費4000円、定員20名)をチェックして。多くのファッション・デザイナーとコラボしている「アトリエ染花」の指導で、生地を染めるところから始めてオリジナルのコサージュが作れるとか。申し込みは公式HPから2月29日(月)まで。

16世紀から20世紀まで、さまざまな資料や衣装でファッションの歴史をたどる美術展。いつの時代もおしゃれ心が大切だったことを、再認識できそう。