自民党・丸山和也参院議員の「黒人奴隷の子孫が米大統領」発言は、日本だけなく中国でも注目された。とんでも発言に、日中両国のネットユーザーからは批判の声が集中した。写真は米国

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2016年2月20日、自民党の丸山和也参院議員が17日の参院憲法審査会で、オバマ米大統領について「黒人の血を引く。奴隷ですよ」などと発言したことは、中国でも関心を集めている。中国のネットユーザーは「正気とは思えない」などと反応。日本のネットユーザーからは非難の嵐だが、「トランプ氏の支持者にはうけそう」との見方も飛び出した。

丸山氏は弁護士出身。テレビ番組に出演して人気を集め、07年の参院選に比例代表で出馬して初当選し、現在2期目だ。丸山氏は発言後、「米国の良いところももっと見習ってやったらいいじゃないかと感じてもらうために言った」などと釈明し、発言を謝罪・撤回したが、「後の祭り」。18日には参院憲法審査会の委員を辞任した。野党側は「議員辞職」をも求め、攻勢を強めている。

そもそも、オバマ大統領は黒人奴隷の子孫ではなく、父親はケニア人留学生で、母親は米国生まれの白人。かつて黒人奴隷と無関係で、こうした「事実誤認」を含む発言は海外のメディアでも報じられた。

このニュースに、中国のネットユーザーからは「正気とは思えない」「重大な人権侵害。米国も黙っていないんじゃないか?」「日米関係に亀裂が入るのは喜ばしいことだ」「言論の自由に悩まされる日本」「日本人って弱いものに強く出て、強いものには従うと思っていたけど、今では誰にでもかみつくようになったんだな」などの書き込みが寄せられた。

とんでも発言に日本のネットユーザーは非難ごうごうで、「情けない以前の問題」「謝罪してもダメだから」「言いたいことを適切に表現できないようでは、国会議員はもちろん弁護士も務まらないでしょうね」「弁護士の面汚し」「覚せい剤でもやってるんじゃないかと思ってしまったほどだ」「一度世に放たれた言葉はなかったことにはできない」などのコメントがずらり。

中には「(過激発言を繰り返す)トランプ氏の支持者にはうけそうですね」との指摘や、オバマ大統領のスローガン「チェンジ」を引用した「アウト!甘利-宮崎-丸山。スリーアウトチェンジ!」との声もあった。(編集/大隅)