19日、韓国海洋水産部が位置追跡を行っていたアオウミガメの消息が日本の海域で途絶えた原因について、韓国・京郷新聞は「日本人漁師の『誤った善意』によるものだった」と報じた。資料写真。

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2016年2月19日、韓国海洋水産部が釜山からGPS発信機を付けて放流したアオウミガメの消息が日本の海域で途絶えた原因について、韓国・京郷新聞は「日本人漁師の『誤った善意』によるものだった」と報じた。

同部は、昨年10月28日に釜山で放流したアオウミガメ2匹のうち1匹が、11月末に長崎県の海域で漁網に掛かった事実が確認されたと、18日明らかにした。この亀の位置情報は放流地点から約722キロを移動した昨年11月20日、五島列島の福江島に上陸した所で途絶えていた。網に掛かった亀を見つけた漁師が、GPS発信装置を取り外していたのだ。

京郷新聞は漁師の行動について「亀をかわいそうに思ったのだろう」としながらも、アオウミガメの長期の位置追跡調査が初の試みだった韓国の研究者にとっては「やりきれない状況」を生んでしまったと表現している。既存よりも長い2年4カ月ほどの位置追跡が可能な装置を取り付けていたにもかかわらず、放流からわずか1カ月足らずで計画が台無しになったのだ。幸い同時に放流されたもう1匹は、1207キロを移動して屋久島に到着、2月現在も同島付近にとどまっているという。

一方、韓国のネットユーザーからは記事の見方に反対する意見が多数寄せられている。

「漁師は正しいことをしたよ。これは善行だ」
「『誤った善意』という表現がそれこそ誤っていると思う。何も知らなかったんだから、善意に違いないよ」
「この漁師は命を命として扱っただけ。生き物の命を人間の実験用に使うのはやめるべきだ」

「助けてくれてありがとう、漁師さん」
「見出しだけ見て、捕まえて食べちゃったのかと思ったよ」
「亀が生きてたんだからいいじゃないか」
「GPSの発信機が大き過ぎたんだよ。僕でも外してあげると思う」

「背中にGPSを付けたところで、亀には何の得もない。人間にとっては実験だけど、動物には不便以外の何物でもない」
「日本人なら、GPS装置を外して亀を放してやる(装置は返却)。韓国人なら、GPSを外して亀は売り払う(装置も売る)。中国人なら、GPSを外して亀は食べちゃう(装置は捨てる)」(翻訳・編集/吉金)