2016年の春節も多くの中国人旅行客が日本を訪れ、各地で爆買いが見られたという。小売業界にとっては朗報となったものの、商業施設の近隣では観光バスの路上駐車という問題を引き起こしたようだ。(イメージ写真提供:123RF)

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 2016年の春節も多くの中国人旅行客が日本を訪れ、各地で爆買いが見られたという。小売業界にとっては朗報となったものの、商業施設の近隣では観光バスの路上駐車という問題を引き起こしたようだ。

 中国メディアの参考消息はこのほど、英メディアの記事を引用し、中国旅行客のバス激増で駐車問題が生じていることを紹介。中国人旅行客の急増に伴い、東京都内では商業施設付近でバスの路上駐車が交通の妨げになっているとのクレームが増えており、「日本と中国という2つのアジアの大国間で、領土や歴史問題だけではなく、買い物を巡って緊張が生じている」と報じた。

 記事は、百貨店が林立する銀座などで中国人旅行客を乗せたバスが路上駐車しており、交通の混乱をもたらしていると紹介。中国人旅行客が集合時間どおりにバスに戻ってこないことで、路上駐車の時間が長引き、渋滞に拍車がかかっていると論じた。

 一方で、外国人観光客の存在は日本経済にとっては必要不可欠な存在だ。2015年の訪日外客数は過去最高を記録し、外国人による消費総額は3兆円を突破した。路上駐車をめぐる問題は中国人観光客に限定された問題ではなく、東京ひいては日本が抱える交通問題を浮き彫りにしていると言える。ホテル不足からも分かるとおり、外国人旅行客の急激な増加に対し、受け入れるためのインフラ整備が追いついていないのだ。

 2020年には東京で五輪が開催されるが、五輪期間中は極めて多くの外国人が世界各国から東京を訪れることになるだろう。言語、文化の違いなどに起因する問題のほか、交通や宿泊などインフラ関連など、予期される問題は今のうちから対策を講じる必要があるといえる。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)