遅かれ早かれ、失ったものの大きさを目の当りにして愕然とするとしたら……

写真拡大

 世の男性たちは「妻との離婚」によって何を失うのか。今月早々、そのことを否が応でも考えさせられる事件を目にしました。そう、元プロ野球選手・清原和博容疑者の逮捕(覚せい剤取締法違反)です。

 ご存じの通り、清原容疑者は2年前に妻と離婚しました。2人の息子は妻が引き取ったのですが、薬物に手を染めるような輩は、どうせ子どものことも顧みないダメ亭主に違いないと世間的には思われがちです。しかし報道によると、清原容疑者は野球の試合に応援に行くなど息子を可愛がっていたようです。もちろん、薬物の乱用は決して正当化することはできませんが、特に子を持つ父親の立場からすると、清原容疑者を頭ごなしに責めることができないのは、彼のなかに父親らしさが垣間見えるからかもしれません。

 少し話は変わりますが、俳優の高岡奏輔も昨年末、見知らぬ男性と喧嘩沙汰になり、顔面を殴ったり、腹を蹴るなどして怪我を負わせたとして逮捕されました。当時、高岡は泥酔状態だったと報道されています。彼もやはり5年前、女優の宮崎あおいと離婚しており、「離婚→不祥事→逮捕」という流れは清原容疑者と共通しています。

離婚は男にとって
「つらい過去」なのか

 ここで考えてみたいのが、離婚は赤の他人に喧嘩を吹っかけるほど大量のアルコールを摂取したり、覚せい剤を使って一時の快楽に溺れなければならないほど、男にとって「つらい過去」なのか、ということです。どちらのケースも離婚から2〜5年が経過しているのですから、そろそろ「時間が解決」しそうなものですが、むしろ「時間が悪化」させているように見えます。

「鬼嫁と離婚できて、せいせいしたわ!」
「ようやく自由の身になったから、もっといい女を探そう!
「金を家に入れなくていいから、ぜんぶ俺の小遣いだ!」

 そんなふうに「妻との離婚」を楽観的に捉え、人生の再出発だと思い、前向きに進んでいくことができれば「つらい過去」とは言えません。しかし実際にはどうでしょうか。離婚直後はまだ強がっており、「何を失ったのか」に気づいていないだけなのです。遅かれ早かれ、失ったものの大きさを目の当りにして愕然とするとしたら……離婚から時間が経てば経つほど、じわじわと心を蝕まれてもおかしくはないでしょう。まるでボクサーが打ち込むボディーブロー、いやレバーブローのように。

続きはこちら(ダイヤモンド・オンラインへの会員登録が必要な場合があります)