19日、環球時報は「中国人観光客が日本のドラッグストアに押し寄せるのは、そこでの“体験”に魅了されるからだ」と指摘する記事を掲載した。写真はマツモトキヨシ。

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2016年2月19日、環球時報は「中国人観光客が日本のドラッグストアに押し寄せるのは、そこでの“体験”に魅了されるからだ」と指摘する記事を掲載した。

これまで訪日中国人が爆買いする商品として温水洗浄便座や炊飯器が注目を集めてきたが、最近は一般的な医薬品や化粧品が脚光を浴びている。この現象は2014年に始まり、その勢いはいまだ衰えていない。中国にも同じような効能の医薬品は存在するが、中国人はこれらをわざわざ日本で買い求めている。日本の医薬品の何が特別なのか―。この質問に多くの中国人観光客から聞こえるのが「素晴らしい体験!消費者への思いやりが感じられる」という言葉だ。

日本の医薬品は説明書の分かりやすさ、服用した時の感覚なども行政による審査の対象となるなど、消費者の利用しやすさを追求して作られている。さらに、液体ばんそうこうはこれまでの常識を覆す面白味があるとして人気だ。このほか、せき止めシロップのパッケージに登場するかわいいキャラクターは子どもの恐怖心を和らげてくれる。「中国の薬に比べて日本の薬は苦みが少ないし、においもきつくない」と話す四川省の男性によると、「同じ商品でさまざまな容量のものが用意されていることも消費者にとってはありがたい」。

東京から沖縄までの旅を楽しんだという女性は「気付いた時には薬や化粧品でトランクがいっぱいになっていた。30万円以上使ったと思う」と明かす。店には中国語による商品案内が設置され、中国語ができる販売員がいること、無料Wifiサービスが利用できることなどに大きな満足を感じる中国人客は多い。ある男性は「国内の友人から頼まれた商品も、ネットが使えるから店に入って本人に確認することができる」と話している。

日本への旅行を計画する中国人にとって大きな情報源になっているのが微博(ウェイボー)、微信(WeChat)などのSNSだ。年に数回日本を訪れるという女性は「日本の常備薬に関する情報はSNSから仕入れる。購入者が写真を掲載したり、使用感を紹介していているから自分でも買ってみたくなる」と語り、「購入後に自分も友人に勧めてみた」という。あるデータによると、昨年8月12日からの1週間で微博に投稿された訪日旅行関連の内容は約26万件、微信でも14万件を突破した。(翻訳・編集/野谷)