「ブランド力」は企業にとって、重要な経営資源であることは言うまでもありません。

世界最大のブランドコンサルティング会社“インターブランド”が日本企業の「グローバル ブランド価値ランキング」(Japan’s Best Global Brands)の2016年版を発表しました。

(出展 Interbrand)

同社は表層的な分析に留まらず,現在各企業で行われているブランディングがビジネスの成長にどう結実しているのかを明確化する研究を重ねています。

調査対象は日本発のブランドで財務情報が公開されていること、海外での売上比率が30%以上であることなどが条件。

毎年発表されるランキングはそのブランドが持つ価値を金額に換算してランク付けするもので,本年で8回目の公表となります。

8年連続で首位となったのはトヨタ自動車で、好調な業績からそのブランド価値は前年比+16%増となる490億ドル(約5.6兆円)でした。

2位はホンダで+6%増の230億ドル(約2.6兆円)。

自動車会社が全体を牽引する形になっており、4位に日産(+19%)、9位にレクサス(+1%)、12位にスバル(+39%)、13位にマツダ(+36%)がそれぞれランクインしています。

中でもスバル(27.8億ドル)とマツダ(19億ドル)のブランド価値が今回急上昇しているのが目立ちます。

「安心と愉しさ」を価値の中心に据え,北米市場を中心に成長を続けるスバルと,片や「走る歓び」の提供を追求し続けるマツダが大きくブランド価値を伸ばしました。

インターブランドによれば両ブランドは訴求点を徹底的に絞り込んだ戦略が奏功しているとしています。

日本的経営の強みを磨き続けて築いた価値が、海外にブランドを展開する際に躍進する結果となっていることから、企業がブランド力を高めるにあたり「他社との違いの明確化」、「象徴となる製品を創出し続けること」の2点が鍵になる模様。

グローバルで渡り合うには顧客にとって無くてはならない存在になることが重要で、スバルの“アイサイト”、マツダの”SKYACTIV”がそれを実証しているとも言えそうです。

Avanti Yasunori

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