人工知能に「優秀なTEDスピーチ」ができれば賞金450万ドル

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2020年のTEDカンファレンスでは、講演料450万ドルが講演者に与えられる。ただし、その講演者は人工知能(AI)で、18分間に及ぶすぐれたTEDトークによって聴衆を納得させなければならない。

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TEDのキュレーターであるクリス・アンダーソンは、2020年に行われるTEDカンファレンスでは、世界最高額の講演料450万ドルの小切手が講演者に与えられると発表した。ただし、条件がある。その講演者は人工知能(AI)でなくてはならず、18分間に及ぶすぐれたTEDトークが行えることを聴衆に納得させなければならないのだ。

このチャレンジ「IBM Watson AI XPRIZE」は、カナダのヴァンクーヴァーで開催された「TED2016」で2月17日(現地時間)に開催が発表された。「人間は、強力なコグニティヴ・テクノロジーと協調して、世界が直面する大きな課題に取り組むことができる」ということを証明するAIを開発したチームに、450万ドルの優勝賞金が贈られるという。

XPRIZE財団のピーター・ディアマンディス会長は、2020年のTEDカンファレンスではファイナリスト3組(AIあるいはAIと人間のパートナーシップ)が「ステージに立ち、畏敬の念さえ抱かせる驚くべきTEDトークを行う」と述べ、優勝チームは聴衆によって選ばれると述べた。

450万ドルの優勝賞金のほかに、総額50万ドルの中間賞金も用意されている。参加チームは2017〜2020年に開かれるIBMの年次カンファレンス「World of Watson」でしのぎを削ることになる。勝ち残ったチームは翌年の大会に駒を進め、最終的には「TED2020」の壇上に立つトップ3組にまで絞り込みが行われる。

IBM Watsonのゼネラル・マネージャー(GM)であるデヴィッド・ケニーと並んで壇上に立ったディアマンディス会長は、「われわれは参加チームに、自分たちの挑戦を自らが定義し、その成果をステージ上で披露してくれることを期待しています」と述べた。

ディアマンディス会長は、最近はAIが危険なものになりうるということばかり強調されているが、「個人的には、AIをめぐるディストピア論にはウンザリしています」と語った。「AIとは、人類が大きな課題に挑戦するために創造した非常に重要な技術であるとわれわれは確信しています。われわれはそれを世界に対して示したいのです」

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