春節(旧正月)を中心とした長期連休も終わり、中国では連休中の様子などが報じられている。(イメージ写真提供:123RF)

写真拡大

 春節(旧正月)を中心とした長期連休も終わり、中国では連休中の様子を伝える報道が目立つ。その中でも海外旅行は相変わらず人気のようだ。香港・台湾を含め海外へ旅行に出た中国人はおよそ600万人で、旅行先には日本、タイ、韓国などが人気だという。一方で中国を“率いている”中国共産党の機関紙、人民日報が18日「韓国は中国人旅行客を招致して騙している」との怒りを感じる見出しで訪韓旅行の現状を報じた。

 同記事は韓国警察の発表を引用し、2月1日から14日までの捜査で外国人旅行客に対する414件の違法行為が発覚し、被告104人を立件したと紹介。前年の同期間には149件の違法行為が発覚しており約2.8倍となっている。

 問題となった案件には、服飾や化粧品、健康食品などの偽ブランド商品を販売することや詐欺行為、未登録の住居をホテルとして提供するいわゆる「民泊」行為、タクシーなどの違法運営などがあるという。韓国警察は中国人観光客の再訪率が20%であることの主要な原因の一つに違法行為があることを指摘した。

 なお記事の後半部分では韓国警察が取締まりの強化を行っていることや、韓国政府・文化体育観光部や韓国観光公社などが外国人観光客の不満を解決する関係機関を設立したことなどを紹介。見出しから見て取れる“怒った”後に“フォローする”と言えるような内容を掲載した。中国人観光客の「韓国離れ」が進めば、観光業に与える影響は大きい。韓国の主要産業は危機的な状況にあるとの報道もあるが、観光業にも暗雲が立ち込めている。(編集担当:大平祥雲)(イメージ写真提供:123RF)