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 乃木坂46に所属していたアイドル・大和里菜(21)の“ひっそりソロデビュー”が、一部業界関係者の間で盛り上がりを見せている。大和といえば未成年飲酒の週刊誌報道により、グループでの活動辞退だけではなく「専属契約の打ち切り」を公言されたほどの問題児だったが、突然のCDリリース発表に関係者は驚きを隠せないようだ。

■謝罪前日にも飲酒……週刊文春の餌食に

 大和は昨年10月、ブログやTwitterを開設して新事務所に移籍したことを報告。その後は私生活を不定期につづり、仕事の宣伝などはごくわずかだった。が、2月15日はオフィシャルサイトのオープン、翌16日にはソロデビューとなるCDのリリースを発表した。

「この発表は一部Webサイトが記事にしていますが、AKB48や乃木坂を全面的にバックアップ、宣伝してきたスポーツ紙やテレビ局は、ほぼスルーという状態。数々のトラブルを巻き起こしてきた大和だけに、ファンの間では乃木坂運営側からの“圧力”も予想されています」(芸能記者)

 大和は乃木坂の1期生としてグループに加入、中心メンバーとして活動していた。ところが、2014年10月に「週刊文春」に未成年飲酒疑惑を報じられた。大和はブログに謝罪文を掲載したものの“文春砲”が鳴り止むことはなく、翌11月には男性アイドルとの抱擁写真に加え、ブログ謝罪の前日にも飲酒していたことがスクープされてしまった。

「一連の報道により、乃木坂は2014年に内定していた『NHK紅白歌合戦』の出場を取り消されてしまったんです。乃木坂の紅白落選に関しては、同じく『週刊文春』による松村沙友理(23)の“不倫路チュー写真”が理由と言われていますが、一番の原因は未成年飲酒を二度報じられた大和のスキャンダルです」(同記者)

 そして現在21歳になった大和。過去のスキャンダルには一切触れることなく活動を再開する彼女に、違和感を覚えるファンも続出している。しかし乃木坂運営の関係者によれば、大和の“復活”については「きちんと筋は通している」と一定の評価をされているのだとか。

 前出の運営関係者が語る。

「そもそも乃木坂には、グループを離れた後には『最低1年は休業する』という暗黙の裏ルールが存在します。これはAKB運営サイドとはまた別の、乃木坂独自のルールなのですが、過去には半年ほどで別事務所から活動再開した宮沢セイラ(22)など、“掟破り”の問題児も見られた。しかし、大和に関してはキッチリと1年の活動自粛を経て、決して大手ではないプロダクションから再デビューとあって、運営側は現状静観する姿勢のようです」

 それでも、大和の活動再開を問題視するスタッフも存在するよう。

「そもそも大和に関して言えば、ルックスはお世辞にも良いとは言えず、数々の問題行動でグループの品位を下げたとあって、運営サイドからは嫌われているメンバーでした。元々乃木坂を運営するソニーは、圧力などとは無縁のマネジメントで知られていますが、過去を『なかったこと』にして表舞台に復帰することには、やはり批判も出ています」(同関係者)

 ともあれ業界最大手グループを離れた後の芸能活動が、大和にとって茨の道となることは想像に難くない。今後、乃木坂時代に被った汚名はどこまで晴らすことができるか──。

(取材・文/一樹守)