17日、丙申の新年がやって来た。縁起担ぎに猿のマスコットを買い求める人も多い。資料写真。

写真拡大

2016年2月17日、丙申の新年がやって来た。縁起担ぎに猿のマスコットを買い求める人も多い。だが、「猴(猿の意)」という苗字の人が実在することを、読者の皆さんはご存じだろうか。人民日報海外版が伝えた。

▼海峡両岸(中国と台湾)に住む「猴」さん

中国が実施した国勢調査の結果から、「猴」という苗字の持ち主が少数ながらいることが明らかになった。また、台湾にも、かつては「猴」さんが住んでいた。現在、福建省には、4人の「猴」さんがいる。

アモイ市姓氏源流研究会の鞏潔(ゴン・ジエ)顧問は、「『猴』という苗字は、動物崇拝の表れとして苗字に採用されたことに由来し、その起源は西周時代から春秋時代に遡る」とコメントした。

▼「猴」以外の十二支の苗字もある

「猴」だけではなく、十二支の他の動物たちの「姓」も存在する。よく目にする「牛」「龍」「馬」「羊」以外の動物の苗字も、少数ではあるが全く無くなった訳ではなく、海峡両岸にそれらの姓を持った末裔がいる。

現在、貴州に住むイ族に、「鼠」という姓の一族がいる。「虎」「兎」という2つの姓も、四川省と山西省に行けば探し出せる。台湾にも、少数ながら、「虎」さんと「兎」さんがいる。大昔に源を発する「蛇」姓は、かつては人々から貴族の姓として崇められていた。だが、その後、蛇の地位が落ちたことから、「蛇」さんの多くが「●(●=ひとやねに示のしたに田)」さんに改姓した。「狗」という姓は、一説によると、五代後晋の初代皇帝・石敬[王唐](シー・ジンタン)に罰せられた罪人が「狗」の姓を名乗ったという。後代の人は、その由来が褒められたものではないことから、近似音の「苟」に改姓した。「猪」の姓の起源は三国時代に遡る。貴州六盤水地区には、今もなお、40人あまりの「猪」さんが住んでいる。

台湾の人気バラエティー番組「康煕来了」には極めて珍しい名前「鶏起賢」が登場するが、台湾海峡両岸には、ごく少数ながらも「鶏」さんが存在する。それ以外の「鶏」さんはすべて「奚」さんに改姓した。

▼まだまだある!摩訶不思議な苗字

中華民族には一体いくつの苗字があるのだろうか?明代の陳士元(チェン・シーユエン)が編さんした「姓鐫」には、全部で3625種類の姓が収録されている。台湾人学者の王素存(ワン・スーツン)が著した「中華姓府」に収録された古今東西の漢字姓は7720種類に上る。また、中国で出版された「中華姓氏大辞典」には、1万1969種類のありとあらゆる姓が収められている。その中で最多を占めるのは1文字の姓だが、2文字・3文字の姓も少なくない。最も長い姓は、9文字で構成されている。

姓の字数がさまざまである以外に、摩訶不思議な姓も本当にたくさんある。たとえば、紅・緑・赤・橙・青・藍・紫など色を示す漢字の姓は色とりどりで鮮やかだ。東・西・南・北や上・下・左・右など方位を示す漢字の姓もある。柴・米・油・塩・醤・酢・茶といった7種の生活必需品もすべて姓として存在する。「第一」から「第五」までの姓も後代になって誕生した。さらには、「[口何]」「[口我]」といった感嘆詞を苗字として持つ人もいる。(提供/人民網日本語版・翻訳/KM・編集/武藤)