18日、寄付やボランティアをして人助けをする人はいても、自分の慈善活動を表彰してほしいと明言する人はなかなかいないだろう。このほど中国の男性が長年の寄付に対し称えてほしいとメディアに連絡し話題を集めている。資料写真。

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2016年2月18日、寄付やボランティアをして人助けをする人はいても、自分の慈善活動を表彰してほしいと明言する人はなかなかいないだろう。このほど中国の男性が長年の寄付に対し称えてほしいとメディアに連絡し話題を集めている。

16日、吉林省の地元メディア新文化報に、同省長春市に住む男性から連絡が入った。男性は電話口で、自身が長年行ってきた慈善活動を説明し、同メディアで報道してほしいと求めた。

報道によると、男性(46)は貧しい家庭に生まれ、5人兄弟の中で唯一大学に進学した彼は卒業後飲食店を経営。店が軌道に乗り、かねてより人助けをしたいと考えていた彼は2007年ごろから貧困家庭の学生援助などの慈善活動を開始した。彼の慈善活動はたびたび新聞やテレビなどにも取り上げられ、市からも表彰されたことがあり、ネットでは彼を称える記述が少なくない。

ではなぜ彼はさらなる表彰を求めたのか?男性は「子貢の人助け」の逸話に感化されたという。その逸話とは、孔子の弟子である子貢は魯の同胞を外国から救い法律により国から報奨をもらえるはずだったが、国に報奨金を求めなかった。これに対し孔子が「それは間違いだ。聖人の行いは風習を変え庶民を導くことができる。報奨金を受け取らなければ今後同胞を助ける者はいなくなる」と語ったという。つまり、庶民が模倣できるように、損失のないやり方を示すべきだったという教えだ。男性は「人助けをすれば称えられるというのは個人の虚栄心を満たすだけでなく、その人を称えることで人々に同様の善行を促すことができる」と思い、自身の慈善活動を報道してほしい考えに至ったという。

現在、彼はすでに5、60人の経営者を慈善活動に招き入れることに成功しており、報道を通してさらに多くの人を慈善活動に呼び込みたいと語っている。(翻訳・編集/内山)