大学生活をYouTubeに捧げる覚悟!



――中学、高校と進む中で、活動は徐々に本格的に?

最初は部活のメンバー16人で始めたんですけど、高校に進学して、もっとちゃんとした形でやりたいって話をして、そこで8人が残りました。

――そらちぃさん自身は、最初にドラマのパロディ動画をアップしたときから、どのように意識が変わっていったんでしょうか?

中学ではただ面白がってハチャメチャなことをやってたんですが、高校に入って、ネットでの知り合いを通じてKIKIFILMという高校生による映画制作団体に参加したんです。そこでいろいろ学び、自分でもっといろんな作品を作りたいという気持ちが芽生えました。

――そこで影響を受けたことがアバンティーズでの作品にも反映されてるんですね?

構成やカット割りといった技術的な部分はもちろん、自分で脚本を書いて『クリスマスは誰に微笑む』というドラマを撮ったのはKIKIFILMの影響が強いと思います。当時はまだまだYouTuberなんて言葉も浸透してませんでしたが、アップした動画にコメントが付くと嬉しくて「もっともっと!」という気持ちになっていきました。



――高校を卒業されて、現在は大学1年生ですよね? 進学を決めた際も、この先のアバンティーズでの活動を念頭に置きつつ?

高校卒業の時点でまず進学か就職かで分かれますよね。その時点でこれ以上は動画制作を続けられないメンバーもいたし、受験前に活動を休止した時期があり、そこできちんと話し合いました。そこでいまの4人が残ったんです。ちょうど事務所にも所属させてもらえることになり、それならば本気で続けよう、さらに上を目指そうと。



――YouTuberとしての覚悟を決めたわけですね?

とはいえ、決してYouTuber1本に絞って、それで食べていこうというわけではありませんが…。演劇の勉強をしてまして、それもアバンティーズで今後、いろんなことを企画するのに役立つのではないかと。まずは大学の4年間、YouTubeでの活動に捧げるつもりです。

――YouTuberとしての活動に対して、ご家族の反応はいかがですか?

親は最初のころは「ネットは怖いから気をつけてね」なんて言ってたんですが、徐々に「好きにしなさい」って感じになってきて、最近では毎日、僕らのチャンネルをチェックしてます。「もっとこうしたら?」って口を出してくるようになりました(笑)。

――動画制作のプロセスを教えていただけますか? やはり、リーダーのそらちぃさんを中心に作っているのでしょうか?

いや、僕がリーダーではありますが、アバンティーズの“心臓”はエイジです。クリエイティブの才能はもちろん、いまは専門学校で技術的な部分を学んでいるので頼もしいです。ただ、以前は僕とエイジでネタを考えてましたが、いまは4人それぞれが企画するようにしています。

――企画会議のようなことを行なっているのですか?

メンバーそれぞれ、大学生だったり専門学校に通っていたり、立場が違うので、平日に時間を合わせるのが難しいので、基本、土日は“アバンティーズの日”と決めて、撮影をしてます。

――それぞれが持ち寄ったネタを、みんなでブラッシュアップしていくんですか?

撮影前に自分のアイディアを説明するんですが、基本的に作りこむ部分は、企画者が考えてきたことを尊重します。YouTubeの動画って、ノリや勢いが大事だと思うので、あまり細かく現場で口を出したり、詰めすぎたりしないようにしてます。



――そらちぃさん自身は、どんなときにアイディアを思いつくんですか?

パッと思い浮かびますね。面白そうな単語…たとえば「セグウェイ」という言葉から、何か面白いことができないかな? とか、キーワードからインスピレーションを広げていくことが多いです。

――これまでで視聴者の反応がよかった作品は何ですか?

やはり『音声機能で電話注文』ですね。エイちゃんのアイディアですけど、あれはヤバかった!(笑)最初にiPhoneの音声読み上げ機能でピザの電話注文ができるかをやってみて、反応がよかったので「寿司」「dyson」とシリーズ化しました。



――改めて、YouTubeならではの魅力、面白さはどんなところにあると思いますか?

テレビとの比較で言うなら、いつでもどこでも見たいぶんだけ見られるところ。他の動画メディアと比べるなら、用途に合わせた長さで動画を作れるところでしょうか?

――やはり、そらちぃさんの周囲でもいわゆる“テレビ離れ”が進んで、よりネットに触れる時間が増えていますか?

ご飯食べながらパソコンでYouTubeを見てるヤツは結構いますね。登録したチャンネルで新しい動画が出てないかをザッピングしながら見てる感じで。長すぎない決まった分量の中で、始まりからオチや物語をきちんと味わえるのは魅力なのかなと思います。



――テレビは“途中から始まって、いつ結末を迎えるのかがわからない”という感覚?

YouTubeの場合、全体が3分なら、基本的にそこで必ず完結しますからね。ただ、じゃあテレビがつまらないかというとそんなことはなくて、やはりプロのスタッフがきっちり作りこんだ質の高さがあると思います。僕自身、最近は意識してテレビや映画を見るようにしていて、勉強させてもらってます。

――YouTube以外で、個人的によく使っているアプリなどはありますか?

最近はテトリスにハマってます。

――それこそ、YouTubeどころか、ネット誕生以前からある前世紀のゲームですね(笑)。

楽しいですよ(笑)。音楽を聴き流しながらやってます!

――ほかのYouTuberから影響や刺激を受けることはありますか?

中学のとき、マホトさんやMEGWINさんに憧れて、動画を撮り始めた部分もあるし、ネタ的にもマホトさんにはいろいろ学ばせてもらいましたね。周りのグループYouTuberに刺激されるところもありますよ。いまは東海オンエアさんが飛び抜けてるなと思いますね。



――ライバル意識を抱いている?

いますぐ追い抜くことは難しいけど、いつか追いつき、追い越せたらと思います。いまは、Fischer's-フィッシャーズ-や水溜りボンドも勢いがあるので、負けていられないですね。

――同じ所属事務所にはHIKAKINさんやはじめしゃちょーさんといったトップクラスのYouTuberがいらっしゃいますね。

HIKAKINさんは以前、ご飯をご一緒したことがあるんです。Twitterで「池袋なう。誰かご飯行こう!」ってつぶやいたらHIKAKINさんが連絡をくださって(笑)。そこで「うちの事務所どう?」というお話をいただいて、しかもそれが、進路について話し合っていた大学受験の1週間くらい前の時期で、運命を感じました。

――はじめしゃちょーさんとは、作品でもコラボしたりしてますよね。

しゃちょーとは、事務所に入るずっと前、それこそしゃちょーのフォロワーがまだ2千人くらいのころから仲良しです。いいお兄ちゃんですね。いまではカリスマですけど、ブレイクしていく過程を見ていたので、憧れはもちろん「オレたちもいつか!」と励みになってる部分がすごくあります。

――さまざまなタイプのYouTuberがいつ中で、そらちぃさんが思うアバンティーズの強みは?

僕らは単なるプレイヤーとしてだけではなく、4人全員がクリエイターとして自分で作品を作ってます。それは自分たちの強みですね。

――なるほど。

あと、僕らは他の方たちと比べて女性ファンの割合が高いんです。すごく嬉しいけど、どうしてかは分かんない! やってることは、どっちかというと男子がバカやってて、女の子は眉をひそめるって感じの内容が多いと思うんですけど…(笑)。

――「男子ってバカね」と?(笑)

そうそう(笑)。女性ファンが多いことをうまく活かして、以前の『クリスマスは誰に微笑む』のような物語をまた作りたいという気持ちはありますね。

――「大学4年間をYouTubeに捧げる」と仰ってましたが、その先を含めての夢や目標はありますか?

まだ分かんないというのが正直な気持ちですね。何らかの形でクリエイティブに関われたらという思いはあります。これまでも、少し先を見据えつつ、そのときに面白いと思えるバカやハチャメチャを全力でやってきたし、それは変わらない。だからいまは、4人でYouTuberとしてすごい人たちと肩を並べられるよう、高みを目指したい、頂点に登りつめたいと思ってます。



【プロフィール】
そらちぃ/1996年5月12日生まれ。埼玉県出身。B型。埼玉県出身の4人グループYouTuber「アバンティーズ」のリーダー。中学時代、仲の良い友人たちと動画投稿を始め、8人で活動し、高校卒業を機に4人がグループから卒業。現在は“笑顔の発電所”をモットーにそらちぃ、エイジ、ツリメ、リクヲの4人で活動している。YouTubeチャンネルでは、実験、やってみた系、ドッキリなどを動画にして配信。
【そらちぃ公式Twitter】@soraciavntis
【YouTubeチャンネル】https://www.youtube.com/user/avntisdouga

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■応募方法:ライブドアニュースのTwitterアカウント(@livedoornews)をフォロー&以下のツイートをRT


■受付期間:2月19日(金)12:00〜2月25日(木)12:00

■当選者確定フロー
・当選者発表日/2016年2月26日(金)
・当選者発表方法/応募受付終了後、厳正なる抽選を行い、発送先のご連絡 (個人情報の安全な受け渡し) のため、運営スタッフから個別にご連絡をさせていただく形で発表とさせていただきます。
・当選者発表後の流れ/当選者様にはライブドアニュース運営スタッフから2月26日(金)中に、ダイレクトメッセージでご連絡させていただきます。2月29日(月)までに当選者様からのお返事が確認できない場合は、当選の権利を無効とさせていただきます。

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