総資産額などで中国最大規模の中国工商銀行のスペイン・マドリード支店の支店長など幹部5人が現地時間17日、スペイン警察に逮捕された。マネーロンダリングに関与した疑いで、支店に対する家宅捜索も行われた。(イメージ写真提供:(C)Zhang YuanGeng/123RF.COM)

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 総資産額などで中国最大規模の中国工商銀行のスペイン・マドリード支店の支店長など幹部5人が現地時間17日、スペイン警察に逮捕された。マネーロンダリングに関与した疑いで、支店に対する家宅捜索も行われた。

 中国では、環球網などのメディアが主に現地情報を引用して伝えた。警察は関連する金額は4000万ユーロ(約50億7900万円)に上り、捜査の進展でさらに増える可能性があるとみなしているという。

 スペイン警察は2015年5月にマネーロンダリングを行っていた中国人グループを摘発し、30人以上を摘発したが、逮捕された中国工商銀行マドリード支店幹部には、同事件に関与した者がいたと見られている。

 さらに、同グループは税関職員と結託して、中国からの輸入品の価格を低く申告して、関税逃れをしてしていたとされる。同件に関連する金額は2億5000万ユーロ(317億4500万円)に上るとされている。

 中国政府・駐スペイン大使館は17日、同件を受けて公式サイトに声明文を発表した。声明文は「中国政府は一貫して、外国に存在する中国資本企業に対して、中国と駐在国の法律を厳格に守り、合法的な経営をするよう要求してきた。われわれが掌握する状況によれば、スペインに駐在する中国資本機構はすべて、この点を達成している」と表明した上で、工商銀行マドリード支店が捜査を受けたことについては「現時点ではスペイン当局から連絡を受けていない」と説明した。(編集担当:如月隼人)(イメージ写真提供:(C)Zhang YuanGeng/123RF.COM)