学生の窓口編集部

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2月15日放送、「情報プレゼンターとくダネ!」(フジテレビ)では、意外な高収入の町がある件。岐阜県にある大野町。世帯年収の16%がなんと年収1,000万円以上の世帯であるという。番組は現地に行って実態を調べた。大野町の人口は23,782人で、世帯数は7,776世帯。町には大豪邸があった。裏にある事務所にお邪魔すると、社長の河本さんは、バラの苗木を扱っているという。バラは大野町の名産だという。河野さんは、全国でも有数のバラの苗木農家で、バラの苗木が高収入のヒミツかと思ったら違い、バラ苗木の農家はわずか15件しかなかった。

さらに高収入のヒミツについて調べてみる。農家で働く馬渕さんの自宅に訪れる。自宅には息子さんとその奥さんが。大野町では、4件に1件は、親と子供が同居している。全国平均の1.5倍以上になることで珍しい。三世代の同居も珍しくなく、どの同居で皆で働くことで、世帯年収を押し上げている。ヒミツはそれだけではない。もう一つの大野町の名産には、柿がある。ある世帯では、趣味で作った干し柿を副業として販売している。この干し柿だけで約300万円を稼いだとのことだった。

40代にして年収1,000万円を超えるという粟野さん夫婦は、稼いだお金で年に一度、贅沢な旅行をすることにしている。夫婦で共働きをしており、大野町は共働きの家庭も多いとのこと。そして当然、女性が働くのであれば働きやすい環境も必要だ。大野町では町内の8ヶ所に保育所を設置している。待機児童はゼロだという。小学校の授業の後に、学童保育を利用できるのだが、小学校6年生になるまで利用できるなど、共働きを行政が支援しているのが働きやすさをサポートしている。大野町には元気に働く親世代、安心して働ける現役世代が同居し、ひとつ屋根の下に暮らすというかつての日本の光景が根付き、それが高収入の秘訣だった。住民は収入について聞かれても抵抗なく答えていた。

岐阜県の西部、濃尾平野の西北端に位置する。川に囲まれ、自然が豊かだ。かつては鉄道も走っていたが、廃線しているので鉄道はない。ちなみにふるさと納税も行っており、1万円以上の寄付金で、特産品をプレゼントしている。対象の品は清流ハツシモと言うお米10キロ、豊有柿3L1段10個、バラの鉢の苗、フラワードームだ。