18日、今年の春節シーズンに海外を訪れた中国人観光客の爆買い対象が現地の一般的な日用品に変化したとの報道に、中国のネットユーザーが反応を示している。資料写真。

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2016年2月18日、今年の春節(旧正月)シーズンに海外を訪れた中国人観光客の爆買い対象が現地の一般的な日用品に変化したとの報道に、中国のネットユーザーが反応を示している。

今年の春節シーズンに海外旅行を楽しんだ中国人観光客は600万人、海外での消費額は過去最高の900億元(約1兆5700億円)を記録した。中国メディアのまとめによると、日本で人気が高かったのは避妊具、生理用ナプキン、爪切り、魔法瓶や風邪シロップなどの医薬品、韓国ではシャンプー、生理用ナプキン、即席めん、ハニーバターアーモンド、欧州ではナイフ、電動歯ブラシ、ボールペン、米国では化粧品、健康補助食品、衣料品などどれも中国国内で簡単に手に入るものばかりだった。

この消費傾向について中国の専門家は「中国メーカーの品質が消費者の要求に達していないため」と指摘。また米国在住の上海出身の女性は「米国で40元(約700円)で売られているタオルと同じ品質のものを中国で買おうと思ったら最低でも70元(約1200円)はかかる」と話す。韓国の美容パックを愛用している女性は「中国に高品質の商品がないというわけではないが高級ブランドの偽物が多すぎる」と国内市場が抱える問題への不安を語った。

上海社会科学院社会学研究所の研究員は「この状況から消費者の購買意欲が満たされていない点、中国の商品に対する消費者の不信感が見て取れる」と説明。別の専門家からも品質の見直しや企業の税負担軽減による商品価格の引き下げを促す声が上がっており、中国のネット上には「実際、海外に行ってみると本当に買い物熱が高まる」「中国ブランドに対する絶望の表れ」「品質問題に対する行政の対応は甘すぎる」「国内で“買いたくない”のではなく、“買う勇気がない”のだ」といった意見が寄せられている。(翻訳・編集/野谷)