韓国通貨のウォンは17日、およそ5年半ぶりの安値をつけた。一部のアナリストからはさらに下落するとの予測もでており、韓国では厳しい経済状況が続く(イメージ写真提供:123RF)

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 韓国通貨のウォンは17日、およそ5年半ぶりの安値をつけた。一部のアナリストからはさらに下落するとの予測もでており、韓国では厳しい経済状況が続く。韓国メディア・亜洲経済の17日の報道によれば韓国にある大企業20社のうち13社は前年比で売上高が減少しているとのことだ。

 韓国経済をけん引している産業の一つである電子産業について、亜洲経済はLG電子、SKグループは2年連続で売上高が減少していることを指摘し、2010年頃から中国企業の実力が伸び始め、半導体・自動車・携帯電話などで韓国企業の競争力が低下してきたと紹介。一方で電気自動車、人工知能、IoT(モノのインターネット)などの新たな産業分野では日本と米国に取り残されてしまったと伝えた。韓国は日本と同様に「失われた20年」にこれから突入するとも主張している。

 そのほか韓国の主力産業には観光業もあげられるが、同産業の雲行きも怪しい。背景には観光業界にとって影響力の大きい中国人観光客のリピーターが少ないことがあげられる。加えて「韓国では観光客向けの詐欺などが横行している」と中国で報じられていることは、リピーターに限らず観光客そのものの減少につながる可能性がある。

 一方で中国メディアの環球網は15日、韓国メディアの中央日報が「韓国には64種類の世界を率いる製品がある。中国には1064種類」との見出しで記事を掲載したことを伝えた。同記事は韓国貿易協会国際貿易研究院の発表を紹介しており、世界輸出市場において韓国が64品目でシェアトップを達成、化粧品が22品目、鉄鋼が11品目であることなどを伝えた。環球網の同紹介は韓国経済をけん引する産業を紹介する一方で、中国との差を明快に表しているようにも見て取れた。(編集担当:大平祥雲)(イメージ写真提供:123RF)