市場経済の発展によって急成長してきた中国企業。特に家電分野では日本企業を追い落とす勢いだ。しかし、仮に中国企業が日本企業に「完全勝利」したとしても、絶対に追いつけない点がある。それは、歴史の長さだ。(イメージ写真提供:123RF)

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 市場経済の発展によって急成長してきた中国企業。特に家電分野では日本企業を追い落とす勢いだ。しかし、仮に中国企業が日本企業に「完全勝利」したとしても、絶対に追いつけない点がある。それは、歴史の長さだ。

 中国メディア・騰訊網は16日、「すべての中国企業にとって、日本企業と時間的にどの程度の差があるのかという問題は、はっきりさせておく必要が非常にある」と論じる文章を掲載。企業が発展してきた時間、企業の発展目標などについて、日中企業間で比較した。

 そのなかで、企業の発展してきた時間について「海信、TCLなど中国を代表する企業は、日本のソニーやパナソニックに比べて少なくとも半世紀以上の時間的な蓄積の差が存在する」と説明。「30歳の若者と、80歳さらには100歳の人の商業的な知恵を比べれば、その差は非常に明らかである」と論じている。

 また、中国企業はこの数十年において「無から有へ、小から大へ」という目標のもとに、市場のパイを奪うことに努めてきた一方、日本企業はとっくに「発展や変化」というステップに入り、ユーザーのニーズを探るとともに未来に照準を合わせ、ユーザーの求めを超越した驚きの製品や技術を生み出すことが目標になっているとも説明した。

 歴史が長ければ長いほどいい、という訳ではない。長い歴史が新たな変革を妨げることも往々にしてある。しかし、ここぞという時に物を言うのは、やはりキャリアの長さや経験だ。「伝統」に縛られて沈んでしまうのか、経験を生かして新たな成長を遂げるのか、日本の老舗メーカーがどちらの道を辿るのか分からない。しかし、どちらに転んだとしても、中国企業は日本企業との間に存在する歴史や経験の差を埋める術を考え出さなければならない。相手の真似をしたり、影を追いかけたりしているだけでは永遠に埋めることのできない差を、だ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)