歴史上、日本は中国の歴代王朝に学び、中国の歴代王朝から先進的な思想や文化、技術を積極的に取り入れてきた。儒教や朱子学、陽明学は日本の文化に大きな影響を与えていると言えよう。(イメージ写真提供:123RF)

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 歴史上、日本は中国の歴代王朝に学び、中国の歴代王朝から先進的な思想や文化、技術を積極的に取り入れてきた。儒教や朱子学、陽明学は日本の文化に大きな影響を与えていると言えよう。

 中国メディアの中国営銷伝播網はこのほど、中国で生まれた良質な思想は中国では根付かず、花開くことはなかったと指摘する一方、こうした思想はむしろ中国以外の国に影響を与え、特に陽明学は日本に非常に大きな影響を与えたと論じる記事を掲載した。

 陽明学は中国の明朝時代に、王陽明が興した儒教の一派だ。中国では陽明学ではなく、心学と呼ばれている。記事は、日本は明治維新まで中国に学び、明治維新後に西洋に学ぶことで一挙に世界の強国へと成り上がったと指摘。一方、明治維新には陽明学をはじめとする中国の思想も大きく関わっていると論じた。

 続けて、陽明学は中国よりもむしろ日本で大きく結実した思想であるとし、その理由として明治維新の精神的指導者である吉田松陰が陽明学を深く学び、実践した人物であり、松下村塾からは明治維新の立役者たちが多く輩出されたためであると論じた。さらに西郷隆盛も坂本龍馬も同様に陽明学を信奉し、実践した志士たちであるとし、陽明学は日本で明治維新という奇跡を生み出す原動力になったと主張した。

 また記事は、日本と中国の間における歴史的な背景を取り去れば、日本には中国人にとって学ぶべき点が非常に多いとしたうえで、日本では今なお孫子の兵法などに関する書籍が広く出版され、親しまれていることを指摘し、特に日本人の学習能力は中国人にとって学ぶべき対象であると論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)