以前にご紹介した水上走行可能な超小型電気自動車が、いよいよ来秋にもタイで生産・販売を開始できる段階にまで来ているそうです。

(出展 ThaiPBS)

同車を開発したのはスズキで2輪の開発に携わっていた鶴巻 日出夫氏。

FOMM TOYOTA_COMS
(出展 ThaiPBS)

その後、トヨタ車体でパーソナルEV「COMS(コムス)」の開発を手掛け、独立後の2013年2月に「FOMM」(First One Mile Mobilty)を設立。

鶴巻社長は多雨による洪水被害が絶えないタイなどの東南アジア地域向けの乗り物として、非常時に水上移動が可能な超小型EVを提供したいとの思いで開発をスタートさせたそうです。

2013年に開発をスタート、車体サイズは全長約2.5m×全幅約1.3m×全高約1.6mと小型ですが、大人4人が乗れるスペースを確保しており、バイクのようにステアリングにアクセル、ブレーキを設けるなど、足元にペダル類は無いようです。

FOMM(出展 ThaiPBS)

高効率イン・ホイールモーターを前輪に搭載しており、最高速度は85km/h、満充電での最大航続距離は150kmで、水害発生時にはスクリュー状にデザインされたホイールの回転を推力に変えて水上を進みます。

FOMM(出展 ThaiPBS)

着脱可能なカセット式バッテリー(最大容量 6kWh)を搭載、家庭内での充電や非常用電源としても使用可能で、満充電までの所要時間は220〜240Vの電源で約3時間。

FOMMFOMM
(出展 ThaiPBS)

もともと欧州の規格をベースに開発されており、欧州への輸出も視野に入れているそうで、タイに続きインドネシアとマレーシアに展開する予定とか。

現地生産に向けて合弁パートナーを絞り込んでいる状況で、2017年9月に現地で量産を始め、同年10月から販売を開始する計画のようです。

動画を見るにはこちら

20代の若者をターゲットにしており、タイでの販売価格は30万バーツ(約100万円)以下に抑える考え。

非常時には水上に浮かぶ小型EV、もし逆輸入が可能になれば、近年亜熱帯気候化が進む日本でも災害時の避難に威力を発揮しそうです。

(Avanti Yasunori)

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