警察官は茫然として、地上に横たわる同僚を見つめた。若い女性ドライバーに交通ルール違反として罰則を科そうとした。言い争いになった。女性は警察官を殴りつけた。蹴りもした。パンチがクリーンヒットしたのだろうか、ヘルメットをかぶっていた警察官はKOされてしまった。華商網が伝えた。(写真は華西網の16日付報道の画面キャプチャー)

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 警察官は茫然として、地上に横たわる同僚を見つめた。若い女性ドライバーに交通ルール違反として罰則を科そうとした。言い争いになった。女性は警察官を殴りつけた。蹴りもした。パンチがクリーンヒットしたのだろうか、ヘルメットをかぶっていた警察官はKOされてしまった。華商網が伝えた。

 事件が発生したのは15日午前10時ごろだった。西安市内で交通警察官が、若い女性ドライバーが運転する自動車が、西安交通大学第二附属医院(病院)の駐車場に入る車の列に割り込もうとした。すでに並んでいた車は車間をつめて、阻止しようとする。割り込みを狙った車は車線をふさぎ続けた。後続車は進めない。

 交通警察官は、女性ドライバーの行為は「通行妨害」に当たるとして、罰則を科そうとした。ところが、降りてきた女性は、警察官に猛烈に食ってかかった。車内には女性3人がいて、やはり警察官を罵りつづけた。

 女性ドライバーは警察官を殴りつけた。蹴った。警察官の制服ズボンに、女性の「足型」がくっきりと残った。交通警察官はオートバイ着用のためのフルフェイス型のヘルメットをかぶっていた。ところが警察官は「ノックアウト」されてしまった。女性のパンチが目の部分にでもヒットしたのだろうか。路面に横たわり、立ち上げれない。

 近くにいた、別の交通警察官が異変を察した。駆けつけたが、同僚の警察官は横たわったままだ。すぐに救急車の出動を要請した。その後、別の警察官もかけつけ、女性ドライバーの身柄を確保した。殴られた警察官は病院に搬送されて手当てを受けた。

 西安市公安局(西安警察)新城分局によると、女性には「刑事拘留」の処罰を科すことにした。刑事拘留とは、比較的軽微な違法行為に対して、警察など行政関連当局の判断で、裁判なしで課すことのできる処罰だ。ただし、新城分局は事件の顛末についての調べを続けている。「悪質性が高い」との判断になれば、女性が改めて起訴される可能性もある。

 女性は西安市内在住で、24歳という。(編集担当:如月隼人)(写真は華西網の16日付報道の画面キャプチャー)