李登輝氏の“尖閣発言”が再び波紋  蔡次期総統「釣魚台は台湾のもの」

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(台北 17日 中央社)李登輝元総統は今月1日に台湾で出版された著書「李登輝より日本へ 贈る言葉」の中国語版の中で「尖閣諸島は台湾に属さない、これはまぎれもない事実だ」などと発言していたことが分かり、各界に波紋が広がっている。

次期総統で民進党の蔡英文主席は17日、報道陣の質問に対して釣魚台列島(日本名:尖閣諸島)について、「台湾のもの」とする民進党の一貫した立場を再度強調。李氏の発言を牽制した。

総統府の馬イ国報道官も16日、「釣魚台列島におけるわが国の主権を否定するいかなる主張も、国家主権を損ない国を辱める行為だ」と反発。「中華民国政府と国民は受け入れられない」とした。(イ=王へんに韋)

一方、游錫コン・元行政院長(首相)は、会員制交流サイト上で、「釣魚台は中華民国の領土だとする発言を最初に聞いたのは李登輝氏自身が言った時だ」とコメント。李氏が台湾省政府主席を務めていた1981年から1984年までの話だとし、同氏の矛盾を指摘した。(コン=[方方]の下に土)

(葉素萍、謝佳珍/編集:齊藤啓介)