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(屏東 17日 中央社)南部・屏東県墾丁で2006年から毎年春に開かれてきた野外フェスティバル「春浪音楽節」が、今年は開催地を台北に移すことが分かった。これまで会場として使用してきた空港の使用が認められず、周辺でも適当な場所が見つからなかったためだ。

同フェスの開催は今年で11回目。国内外の大物のミュージシャンやバンドが出演し、毎年1万人の音楽ファンが集結する人気イベントになっている。

例年会場としていた「恒春空港」の使用許可が下りなかった背景には、昨年6月に北部・新北市で起きた娯楽施設火災の影響がある。屏東県政府は、同空港の避難動線に問題があるとして、主催者の「フレンドリー・ドッグ・エンターテインメント」(台北市)に別の場所で開催するよう求めた。

同社によれば、20カ所以上の港を見て回ったものの納得の行く場所がなく、希望していたビーチなどは、生態保護を理由に管轄機関の墾丁国家公園管理処からの許可を得られなかったという。

同社の責任者は、同フェスはこれまで地域に大きな観光収益をもたらしてきたとアピールした上で、管理処がふさわしい場所を提供しないのは、同フェスの排斥にほかならないと批判。さらに、屏東県議会がチケット1枚あたり約100台湾元(約340円)の環境安全維持管理費の徴収を決めたために、経費が膨れ上がったことを打ち明けた。

一方で、責任者は墾丁は音楽フェスの開催に最適な地だと述べ、機会があれば再び同地に戻りたい思いを示した。

同フェスは4月2日から5日まで、台北市の大佳河浜公園で開かれる。

(郭シセン/編集:名切千絵)