15日、韓国・SBSテレビは、韓国で「嫌われる勇気」に代わりベストセラー1位となった書籍の内容に、「嫌われる勇気」との共通点があると報じた。資料写真。

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2016年2月15日、韓国でここ1年以上ベストセラー1位の座にあった「嫌われる勇気」(岸見一郎・古賀史健共著)が、ついに売り上げ2位に転落したことが分かった。韓国・SBSテレビは、新たに1位になった書籍には「嫌われる勇気」と共通点があると報じている。

発売から10日で10万部以上を売り上げ、「嫌われる勇気」に代わり1位になったのは、韓国の僧侶・恵敏(ヘミン)の4年ぶりの新刊「完璧でないものたちへの愛(原題)」。「完璧でない自分、完璧でない家族、社会といったものを見つめる温かな慈悲の心から始まった」(著者)というこの本の内容は、他人の基準に振り回されることなく自分を愛するべきと唱えている点で、「嫌われる勇気」と通じる物があるという。SBSは、「1位の本こそ変わったが、この超競争社会を生きる読者たちが望む激励のメッセージを送っている点では2冊は同じだ」と伝えた。

これについて、韓国のネットユーザーは次のようなコメントを寄せている。

「それだけ生きるのに疲れたということ」
「両方読んだし、共感もしたんだけど、実践は難しいという点でも似てる」

「俗世の人間が、俗世を離れた人の言葉に慰められるということ自体が皮肉だ」
「自己啓発本はみんなそうだよ。肯定的に考えなさい!って」
「恵敏さんも結局はヒーリング人気にあやかってもうけてるね」

「ベストセラーだからって、必ずしも面白くて有益な本とは限らない」
「良い本を選ぶこつ:ベストセラーは読むな」
「三大悪書とは、自己啓発本、処世術本、財テク本」

「5年前のベストセラー『つらいから青春だ』(キム・ナンド著)が今ではひどくけなされてるところをみると、本も個人の好みというより流行とか宣伝にずいぶん左右されるんだね」
「何年かしたら、この2冊も『つらいから青春だ』みたいな扱いをされそう」(翻訳・編集/吉金)