映画上映やライブも!千代田区ほか全国約30会場で「第3回3・11映画祭」開催

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来月11日で発生から丸5年となる東日本大震災。「映画」というメディアを通じて人々の気持ちをつなげよう、と2013年にスタートした映画祭が、今年も開幕するそう。

2016年3月11日(金)から14日(月)まで、「第3回 3.11映画祭」が千代田区のアートセンター「アーツ千代田3331」をメイン会場に開催される。同イベントは、北海道、福島、大阪、広島、福岡など、約30ヵ所のサテライト会場での上映も予定。各地で「あの日」からの現実を映し出し、その後の未来を問いかけるさまざまな作品が上映される。

「メイン会場では、3月11日(金)の17時から上映する映画『さようなら』(1500円)が上映されます。劇作家・演出家の平田オリザさんの演劇を映画化した作品で、死を目前にした人間とアンドロイドの物語。本物のアンドロイドが俳優として登場する話題作です。映画の後には、平田オリザさんと深田晃司監督のトーク(テレビ電話の特別対談)を予定しているので、こちらも併せてお楽しみください」と、広報担当者さん。

3月12日(土)12時15分から上映するドキュメンタリー『抱く HUG(ハグ)』(1500円)は、女性が共感できそうな1作。これまで環境問題などをテーマにしてきた海南友子(かな・ともこ)さんが、震災直後に原発近くで取材を行っていた矢先に妊娠が発覚、初めて自身にカメラを向けた。

「40歳で初の出産、放射能の影響など、さまざまな不安の中で『全力で守るから無事に生まれてきてほしい』という力強い意志に、女性をはじめこれから子どもを生み育てていく世代にとって共感できる作品だと思います」(同)

鎌仲ひとみ監督の、被ばくから子供を守るために立ち上がった母親たちのドキュメンタリー『小さき声のカノン―選択する人々』なども、この機会に見ておきたい作品。


また、「映画を通じてアクションをつなげる」というコンセプトに合わせて、映画上映以外のイベントも多く用意されているという。例えば、3月11日(金)の20時30分からは、1階のコミュニティスペースで、音楽イベント「akali to Live(アカリトライブ)」も開催。

こちらはラッパーのGAKU-MC(ガクエムシー)が中心となって、2011年から毎年開催されているもので、今回はキャンドルの灯りに包まれながらアコースティックなライブを行う。


3月13日(日)には10時30分から17時まで、1階のコミュニティスペースでマーケット『わわや×三三三市』がオープン。ここでは東日本大震災の復興に関連したグッズや、サステナブルな活動を行っている団体などの展示・販売を行うそう。ソーラー発電で焙煎されたオーガニックコーヒーや、気仙沼の海産物の加工品などが出品される予定。

また、同映画祭の関連企画として、TSUTAYAやゲオなど全国のビデオレンタル店でも「3.11コーナー」が展開されている。映画をきっかけにして、彼や友人たちと「あの日」からの未来をどう生きるか、一緒に考えてみるのもいいかも。

トップ画像:「さようなら」(C)2015 「さようなら」製作委員会