15日、ソウル地下鉄5〜8号線の無賃乗車が1億人を超えた。この報道に、韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられている。写真はソウル地下鉄。

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2016年2月15日、韓国・ニューシスによると、韓国では満65歳以上の高齢者、障害者、国家功労者、6歳以下の子どもは無料で公共交通機関を利用できるのだが、こうした「無賃乗車」の延べ人数が、ソウル地下鉄5〜8号線で1億人を超えたことが分かった。

ソウル市が民主党の朴洪根(パク・ホングン)議員に提出した資料によると、昨年のソウル地下鉄1〜8号線の無賃輸送コストは3154億ウォン(約300億円)に達している。これは昨年の純損失額の84.5%を占める金額だ。

ソウル都市鉄道公社の報告書「2015年輸送人員の分析結果」を見ると、昨年、無料で地下鉄5〜8号線を利用した乗客は、全乗客の14.8%となる延べ1億46万5000人で、前年比で1.7%増加している。運賃に換算すると約1260億ウォン(約118億円)だ。内訳をみると、満65歳以上の高齢者が1日平均21万4000人(77.7%)で最も多く、障害者5万7000人(20.8%)、国家功労者4000人(1.5%)の順だった。

ソウル都市鉄道公社の関係者は、「無賃輸送が年々増加傾向にある。高齢化社会に入り、その割合も持続して高くなると予想される」としている。

この報道に、韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられている。

「老人たちの票が逃げていくことを恐れて、ここには誰も手を付けられない」
「地下鉄運賃値上げのための下地作りか?」

「そろそろ、高齢者の無賃乗車基準を70歳以上に変更するべきではないか?」
「国の財政にも限度がある。乗車回数にも制限を設けるべきだ」
「無料じゃなくて、せめて半額を負担してもらうようにしてはどうだろう」

「登山に行った帰りで、登山バッグを背負ってお酒をひっかけて地下鉄に乗ってくるような老人まで無料にする必要があるのか?」
「老人は朝の通勤ラッシュの時間には利用しないでほしい。これから出社して働かないといけないわれわれが、遊んで暮らしている老人のために席を譲らねばならないのはおかしい」

「地下鉄の赤字運営を無賃乗車のせいにしたいのかもしれないが、無賃乗車の約15%を有料にしても赤字は解消しないと思う」
「無賃乗車対象者ではないのに、不正に無賃乗車している人もいるような気がする」(翻訳・編集/三田)