今年に入ってテスラがモデルSに自動運転のソフトウェアを配信したことで話題を集めています。

モデルSでは、高速道路などの自動車専用道路での自動運転、オートレーンチェンジ(ウインカー操作が必要)、そして自動駐車などを提供しています。

国土交通省の認証がおりてのことになりますが、日産リーフも今年中に高速道路での自動運転に対応したモデルを投入するとしていますから、2016年は高速道路での自動運転元年と言われるかもしれません。

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しかし、最新のメルセデス・ベンツに代表される、ACC(アダプティブクルーズコントロール)とレーンキープアシストを搭載した車のなかには、かなり部分自動運転に近いレベルにまで(もちろん、道路環境や走行状態により左右されますが)到達しているモデルもあります。

新型アウディA4に標準装備される「アダプティブクルーズコントロール(0-250km/hの全車速域タイプでストップ&ゴー付)」には、より自動運転に近づく「トラフィックジャムアシスト」という機能が含まれています。

この機能は、フォルクスワーゲン・パサートの渋滞時追従支援システム「Traffic Assist」と同様で、渋滞時の0〜65km/h走行時にドライバーのステアリング操作を助けてくれる機能。

走行車線や周囲の建物、隣車線や前方車を感知し、これらの情報からシステムが走行ラインを判断して、車両を制御します。

さらに、約60〜250km/hまでの間、車両が車線をはみ出さないようにアシストする「アウディアクティブレーンアシスト」も搭載され、ステアリングの自動修正をするだけでなく、同機能の検知を継続して行うか、車線変更の直前(ステアリング操作の直前もしくは直後)に行うか、制御の選択も可能。

また、万一衝突しそうな場合の対策も用意されています。シートベルトの巻き上げやハザードランプの点滅などはもちろん、「アウディプレセンスシティ」も注目です。

Audi A4

こちらは、約85km/h以下で周囲のクルマや歩行者などを感知すると、表示と音でドライバーに警告したうえで、衝突回避のために車両がブレーキを作動させます。さらに、約250km/hまでの速度域で衝突の危険の警告やフルブレーキ操作まで対応。

ここまでは、他メーカーも採用する装備になっていますが、新型アウディA4には、回避すべき危険な状態が迫るとステアリングトルクをコントロールすることでドライバーをアシストする機能も搭載されています。

回避時の走行ラインは、前方車との車間距離や道路幅、路肩などの障害物との距離も計算されて決められるそうです。

ほかにも、交差点などで反対車線を走る対向車の接近を感知し、車両が危険を察知すると自動的にブレーキをかける「ターンアシスト」を装備。約2〜10km/hでの走行中にウインカーレバーを操作すると同機能が起動し、たとえば右折時などに大型車の陰に隠れて見えない車両やオートバイなども検知できる可能性があるそうです。

ここで紹介した装備は、新型アウディA4に標準装備されています。

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(塚田勝弘)

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