中国国営メディア・新華網は15日、「日本の自衛隊はどうして沖縄が好きなのか」とする評論記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF) 

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 中国国営メディア・新華網は15日、「日本の自衛隊はどうして沖縄が好きなのか」とする評論記事を掲載した。

 記事は、今月6日に北朝鮮が事実上のミサイルを発射する直前、海上自衛隊の艦船「おおすみ」が沖縄の石垣島に停泊、PAC3防空ミサイルが配備されたと紹介。「細かく観察してみると、自衛隊はちかごろ沖縄でのアクションを絶えず起こしており、レーダーステーションの設置、第9航空団の立ち上げ、即時反応部隊の配備など、沖縄諸島を要塞化しようとしている」と伝えた。

 そのうえで、日本が2014-18年度の「中期防衛力整備計画」において沖縄本島および南西諸島の兵力強化にかんする枠組みを明確にしていると解説。現在、先島諸島にはレーダー・航空・地対空ミサイル・対艦ミサイル部隊などを含む陸海空それぞれの兵力が配備されているとし、このような動きは「日本が中国を第1仮想敵国にしていることの表れ」のと分析も出ていることを紹介した。

 また、防御面では宮古水道をはじめとする沖縄付近の水道を制御することで太平洋へのルートを効果的に遮断するすることができるとし、攻撃面では東アジア大陸に近いために空・海による攻撃の前線地になると説明した。

 さらに、日本政府は南西諸島の軍備強化について「既成事実」化したうえで住民の追認を得るという手法を取っていると解説。住民も自衛隊の長期駐在は望まない一方で、平穏な生活が続くことを願っているとした。そして最後に、沖縄の「要塞化」は地域のパワーバランスを崩す可能性があり、アジア・太平洋地域の平和と安定に悪影響を及ぼすという専門家の分析を伝えている。

 美しい自然と独特な文化や風習を味わうべく、沖縄を訪れる中国人観光客も増えている。ホテルのエレベーターで同乗したのが中国人だらけ、ということももはや珍しくない状況だ。美しい観光地の裏に存在する重要な軍事拠点としての沖縄を見た彼らは、どのような感想を抱くだろうか。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)