15日、韓国の与党幹部が国会で訴えた自国の核武装論をめぐり、同じ与党内からも「個人的な意見にすぎない」との声が出るなど、韓国政府が火消しに躍起になっている。資料写真。

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2016年2月15日、韓国の与党幹部が国会で訴えた自国の核武装論をめぐり、同じ与党内からも「個人的な意見にすぎない」との声が出るなど、韓国政府が火消しに躍起になっている。韓国・ノーカットニュースが伝えた。

この日セヌリ党の元裕哲(ウォン・ユチョル)院内代表は国会で行った演説で、北朝鮮による核実験や長距離ミサイルの発射に対抗し、韓国も核武装をすべきだと主張した。この間、韓国政府が一貫して取ってきた「朝鮮半島非核化」の立場を真っ向から否定する主張が与党幹部の口から飛び出しただけに、波紋はすぐさま広がった。

野党は「非常に無責任かつ危険極まりない発想」と批判、「わが国の核武装が北東アジア全体の核のドミノ現象を引き起こすことは自明だ」と指摘した。与党も速やかに騒ぎの沈静化に乗り出した。韓民求(ハン・ミング)国防相は国会の国防委員会で「北朝鮮の核に対する国民的怒りから核武装論が出た」と発言に理解を示した上で、「現政府の立場では(核武装を)考慮していない」と述べた。また与党の金武星(キム・ムソン)代表も「核武装論は党論ではなく個人の考え」と一蹴した。

一方、韓国のネットユーザーからは、核武装発言に対し賛否の声が寄せられている。

「核武装を言う前に、戦闘作戦権を取り戻すのが先では?戦作権もない国が自主国防をうんぬんすること自体がおかしな話だ」
「米国のはんこをもらわないと駄目って分かってるくせに」

「こんな人が院内代表とは。米国はもちろん、強大国がみんな拍手しそうだよ。上の人間のレベルが低過ぎるってね」
「他の人が言うことなら考えてみようかとも思うけど、元裕哲のような朴政権の人間が言うとなんだか笑える」

「頼むからもう黙っててくれないかな。口を開けばうそばかり」
「兵役を免れた人だらけの売国政権が安保について語ること自体、理屈に合わない」
「核武装するとなったら核実験が必須だと思うけど、核実験はどこでやるつもり?」

「与党から良い人材が出て来た」
「核武装に賛成。北朝鮮が核を使えば南北とも滅びるけれど、韓国が核武装をすれば、強大国の侵略に対する防御力を持てる」(翻訳・編集/吉金)