明治に入って太陽暦(新暦)が採用されて以降、日本人の「正月」と言えば太陽暦の元旦を指すようになった。それからすでに150年近くが経つが、最近になって日本各地で旧正月に「春節」と称したイベントが増えているという。中国新聞網が14日報じた。(イメージ写真提供:123RF) 

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 明治に入って太陽暦(新暦)が採用されて以降、日本人の「正月」と言えば太陽暦の元旦を指すようになった。それからすでに150年近くが経つが、最近になって日本各地で旧正月に「春節」と称したイベントが増えているという。中国新聞網が14日報じた。

 記事は、今回が2回目の開催となった新潟の春節祭について紹介。13-14日の2日間で昨年の第1回を上回る7万人近い人出を記録し、泉田裕彦新潟県知事が「春節祭はすでに新潟の風物詩」とコメントしたことを伝えた。また、14日には福岡でも春節祭が閉幕するなど、多くの場所で「中国伝統の春節イベント」が行われたとしている。

 横浜や神戸、長崎にある中華街では以前より春節イベントが開かれてきたが、近年では新潟、福岡、大分、大阪、名古屋などの地方都市でも春節関連の催しが行われるようになってきた。記事は、福岡の李天然・中国総領事が「10年ほど前、赴任地だった名古屋で初めての春節祭が開催されて以降、たくさんの地方都市でも行われるようになるとは思わなかった。民間交流、文化交流の強い生命力の表れだ」と語るとともに、その背景には「中国の急速な発展がある」とも説明したことを伝えた。

 また、「春節」イベント増加には地方自治体のプッシュも貢献しており、地方経済活発化、都市のイメージアップに有効であると考えられているとも解説した。急激に増加した訪日中国人観光客の存在も、日本各地で「春節」イベントが増えている要因の1つだと言えそうだ。

 みんなで賑やかに春の訪れを祝う「春節」。伝統的な中国文化に親しみ、おいしい中国料理に舌鼓を打つ季節のイベントとして、日本国内でさらに浸透していくかもしれない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)