Q:朝起きたときに、手の指がこわばるようになったので、内科を受診したところ、初期の関節リウマチといわれました。リウマチは女性がなるものと思っていたので意外でした。薬の服用を勧められましたが、できれば飲みたくありません。何かよい方法はないでしょうか。(40歳・デパート勤務)

 A:関節リウマチは、女性の病気といってもいいくらいですが、患者数の比は女性4に対して男性1。女性に多いのは確かですが、けっして女性特有の病気ではありません。しかも最近は、働き世代の男性に増えているといわれています。
 関節リウマチは、遺伝子の関係もありますが、それ以上に生活習慣が影響して発症すると考えられています。男性に増えている要因としては、ストレスや過労が関係しているようです。

●歯科医院に受診を
 細菌が関係している場合もあります。細菌が定着し、慢性的な炎症が続いていて、それがリウマチを引き起こすことがあります。
 また最近、歯周病がリウマチ発症の一因となっていることが分かってきました。歯周病を悪化させる要因には、喫煙、甘い物、口呼吸があります。口呼吸の習慣は、口腔内の歯周病菌を繁殖させます。

 口呼吸の改善に、私は口の体操「あいうべ」を行うよう勧めています。やり方は次のとおりです。
 あ=「あー」と口を大きく開く。
 い=「いー」と口を大きく横に広げる。
 う=「うー」と口を大きく前に突き出す。
 べ=「べー」と舌を突き出して下に伸ばす。

 「あ」「い」「う」「べ」の順で、これを繰り返し行います。この体操を行うと口呼吸の習慣が直り、口呼吸になります。
 口呼吸は、口腔内の細菌を増やす要因です。前述の通り喫煙習慣があったり、甘い物が好きでよく食べていたりするなら、どちらも控えましょう。これらは歯周病を悪化させる要因です。

 以上のことを実践し、歯科医院を受診しましょう。歯周病炎があるなら、その治療をしてもらうことで良い方向へ向かうはずです。薬を服用する前に試してください。

今井一彰氏(みらいクリニック院長)
山口大学医学部卒業。東洋医学などさまざまな医療を駆使し、薬を使わずに体を治していくという独自の観点に立って治療を行う。日本初の靴下外来も設置。