金爆・喜矢武豊、俳優としての目標は三谷作品、ジブリ声優…そして『スター・ウォーズ 』!?
撮影／平岩亨 取材・文／黒豆直樹 制作／iD inc.
神様の名を汚さないように頑張りたい
――手塚治虫さんの名作『ぼくの孫悟空』を原作とした舞台ですが、そちらは読まれたんですか？
最初に読みました。舞台の脚本は物語のベースとなった『西遊記』に、上手く手塚先生の原作の色が入って、いわゆる世間でいう『西遊記』とは別の、舞台版として新しい世界観を楽しんでいただけると思います。
――手塚さんの作品で、他に読まれたことがあるものは？
『ブラック・ジャック』が好きでしたね。あと、短編作品集もよく読んでました。
――そもそも漫画を読むのは…
大好きです！ 漫画なら何でも読みます。寝る前も読むし、風呂やトイレでも読むくらい、日常に漫画がありますね。最近は、お風呂に入るときに酒とつまみを持ち込んで、一杯やりながら漫画を読むのにハマってます。ちょっとお行儀悪いですが（笑）、癒しの時間です。
――最近はどういう漫画を読まれるんですか？
『ワンピース』や『宇宙兄弟』、『進撃の巨人』などは新刊が出たら買いますし、家にある漫画も何度も読みます。最近では、なぜか『GANTZ』をもう一度、読み返してますね。
――青春時代に最もハマった作品は？
やっぱり『スラムダンク』かな？ あれを超える作品はなかなかないですよね。ストーリーは単純明快なんですけど、なんであんなに心を引き寄せられるのか…。いまでも毎回、読むたびに泣きそうになります。
――それだけ漫画好きとなると、“漫画の神様”手塚治虫さん原作の舞台への出演はテンションが上がるのでは？
そりゃ嬉しいですよ、あの手塚先生の作品ですからね。でも不安もあります。「ぼ、僕で大丈夫ですか…？」と。神様の名を汚さないように頑張りたいです。
オフの日もアクティブに過ごす派！
――稽古場では座長としてみんなを引っ張ったり、積極的にコミュニケーションをとったりされているんですか？
いや、まるでないです（笑）。ベテランの俳優さんがたくさんいらっしゃって、オレなんかペーペー中のペーペーですからね。「オレが引っ張るぜ！」というよりも「みなさん、オレをお導きください」って感じかな…？（笑）
――周りのみなさんが喜矢武さんを座長にしてくれている？
本当にいい人たちの集まりだなと感じてます。まあ、みなさんがどう思っているかは知りませんけど。「あのクソ素人の座長がっ！」って思ってるかもしれないですよ（笑）。
――今回の舞台、喜矢武さんの最大の見せ場は？
そうですね。やはり、孫悟空といえば牛魔王との戦いですよね。今回、言わずと知れた西岡徳馬さんが牛魔王を演じられるんですが、僕が、西岡さんを足蹴にするシーンがあったとしても、記憶からぜひなくしてほしいですね。「喜矢武、西岡を足蹴に！」って見出しになったら困りますから（笑）。
――いまは稽古で毎日忙しいかと思いますが、お休みの日はどのように過ごしてらっしゃるんですか？
外に遊びに出ます。僕、スポーツ大好きで趣味も多いので。野球にゴルフ、ボルダリングも始めたし、スノボも昔から好き。ダイビングもやりますね。昔からの「体動かし」友達がいるんですよ、わざわざ体育館を借りて、一緒にバク転の練習をしたりするような（笑）。そいつに連絡とって、すぐ出かけますね。
――オンの日もオフの日もアクティブなんですね！ SNSでの情報発信もこまめにされている印象がありますが、スマホやネットは普段からよく使われていますか？
まず、一番多いのは違法ダウンロードですよね。いや、冗談です！（笑） いまは、Twitterとアメブロですね。あとはニュースもよく見ますし、ゲームも好きなんですけど、ハマり過ぎてずっとスマホをいじることになっちゃうから、最近はあまりやらないようにしてます。
――他のアーティストの方とSNSを通じてつながることも？
結構あるんですよね。自分で興味のあることや見たドラマのことをつぶやいたりすると、ファンを経由して本人に伝わって、仲良くなったり「今度ライブ行くよ」と返信があったり。すごい時代ですよねぇ。
――ちなみにお気に入りのアプリはありますか？
写真の加工アプリは必需品ですね。ちょっと写真をアップすると、すぐに「老けたね」とか「疲れてる？」とか言われちゃうので、元気に見える程度に明るくしたり（笑）。あ、あと絶対に欠かせないのが時計アプリですね！
――時計アプリ？
アラームのことです（笑）。毎朝使ってます！
