10日、韓国・毎日経済によると、韓国で、博士号取得後、新規に就職した人の4割が非正規職に従事していることが分かった。この報道に、韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられている。資料写真。

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2016年2月10日、韓国・毎日経済によると、韓国で、博士号取得後、新規に就職した人の4割が非正規職に従事していることが分かった。

韓国職業能力開発院のソン・チャンヨン専任研究委員が2014年8月と15年2月に博士号取得者9259人を対象に実施した調査によると、就職しているか就職が内定している人は76.4%にとどまった。20.3%はまだ就職が決まっておらず、3.3%は留学準備や育児などで求職する予定がないという。

実際に就職した人でも、正規職は60.2%にすぎず、時間講師など雇用条件が相対的に劣悪な非正規職が約40%に達し、就職の質が低下している。ソン専任研究委員は「博士号取得者の経済活動は、量的には肯定的な状態だが、就業の質は劣悪になっていく状況だ」とし、「彼らの就職先が大学に集中しているため、簡単には改善されにくい」と語った。

この報道に、韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられている。

「これは衝撃的な数字だ。博士になっても40%が非正規職とは…。博士号まで取って非正規職になるより、大学だけ出て非正規職になった方が、お金が貯まるんじゃないか」
「こんな状態なら、博士課程の学費がもったいない」

「以前は、非正規職といえば特定の職業のごく一部の人だけだったのに。最近は当たり前になってしまった」

「博士号取得者がこんな状態では、国家の競争力を高めることはできない」

「率直に言って、人文・社会科学系は博士号を取っても仕事がないのが現実だ」

「猫も杓子も大学に進学するから、博士の価値が下がっているのではないか」

「博士号取得者の間にも質的な違いが大きいのが厳然たる現実だ。ひとまとめに博士を基準に統計を取るのは間違っている」

「韓国国内がこんな状態だから、海外留学して博士になった者が韓国に帰って来たくなくなるわけだ」

「博士になったら就職を準備してくれるわけではない。他の学歴の者と同じだ」
「学歴が高ければ正規職で、学歴が低いと非正規職という認識が根底にあるようだが、それは間違っている」(翻訳・編集/三田)