12日、新華網は記事「農村で女性は“希少資源”に」を掲載した。結婚費用の高騰、農村からの女性流出が続いている。若者が消えた村では誰が農業を担うのかが社会問題となっている。写真は中国の農村。

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2016年2月12日、新華網は記事「農村で女性は“希少資源”に」を掲載した。

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中国の農村では旧正月はお見合いシーズンだ。お見合い、嫁取り、結納金の交渉などほとんどすべてが、出稼ぎ農民が帰省するこの時期に行われる。もっとも農村での結婚は年々難しくなりつつある。第一に結婚費用の高騰だ。甘粛省のある農村では結納金が9万元(約156万円))、それに新婦に与える宝飾品や婚礼費用を合わせると、14〜16万元(約243〜277万円)が必要になる。貧しい農民にとっては厳しい出費だ。

それでも相手が見つかる人はまだいい。農村の女性は都市部に出稼ぎに出掛けて帰ってこないことが多く、相手が見つからないまま40代、50代と年齢を重ねてしまった男性も少なくない。若者の間には嫁探しのために出稼ぎに出る者もいる。出稼ぎ農民同士で付き合って感情が深まれば一緒に農村に帰って来てくれるはずという算段だ。もっともこうした動きによって女性だけではなく男性までもが農村から離れてしまう。ある老人は「若者がいない村で誰が農業を担うのでしょうか?」と嘆いていた。(翻訳・編集/増田聡太郎)