台湾南部地震  死者115人、行方不明2人に  外部の救助隊は撤退始める

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(台南 13日 中央社)台南市政府の統計によると、台湾南部地震の死者は13日午後1時10分までに115人になった。そのうち同市内のマンション倒壊による死者は113人を占める。残る行方不明者は2人。救援活動がまもなく完了するとして、他県・市から駆け付けた救助隊は同日午後、送水を担当する部隊を除き、撤退を始めた。現在は約400人が捜索を続けている。

台南市消防局が協議の上、外部からの救助隊を撤退させることを決めた。同局によると、11日までに台湾各地の救助隊など37団体、計1250人および災害救助犬27頭が、同市の要請により救援にあたった。

曽旭正・台南市副市長によると、現在の捜索はマンションの下敷きになった道路部分を優先して実施。作業による建物の倒壊や救助隊員の重大なけが、遺体への大きな衝撃などはないという。

被災者に対する支援について、現在最も重要なのは住居の問題だとし、家賃補助を支給する方針を示した。マンション再建に関しては、住民の意向を最重視するとし、現地での再建か別の場所に移転するかなどを話し合っていくと述べた。

倒壊したマンションは手抜き工事の可能性があると指摘されており、建設会社の元社長と建築士ら3人が業務上過失致死の疑いで拘束されている。同市工務局は、建設業者が同時期に手掛けた建物に対しても調査を進めている。

(張栄祥/編集:名切千絵)