元銀座のホステスが編み出した「インデックス投資」の盲点を突く新手法!
短期的な乱高下相場に翻弄され、大損してしまう株&FX投資家が多いなか、着実に増やしているのがインデックス投資家だ。インデックス投資家とは、日経225やTOPIXなどの指数と連動するファンドを毎月積み立て購入していくだけの地道な手法。しかし、地味なだけに猿マネも簡単だ!資産形成を目指すなら、まずは堅実な投資法も学ぶべし!!

◆セクター別に分散投資。積み立てと一括購入を駆使して利益増を狙う!

「分散投資と言っている人たちの多くが『ワールドカップ的』なんですよね」

 そう切り出したのは、銀座の高級クラブでホステス経験を持つ異色の投資家・浅川夏樹氏だ。インデックス投資家ながら、考え方や手法は他のトレーダーたちと一線を画す。

「ワールドカップはレベルの高い選手を揃えられた国が勝ち進みますが、弱小国にも少ないながらも、一流選手はいますよね。投資の世界も同じなんです。日本や先進国に一流企業は多いかもしれませんが、新興国にも世界で戦える一流企業があるものなんです。分散投資家の多くは、そこをおざなりにしがち。本来は国や地域で考えるのではなく、セクターごとに考えて、グローバルに戦える各国の一流企業に分散投資すべきです」

◆セクター分散で世界の一流企業に分散投資

 株式市場のインデックスファンドだと先進国、新興国全体に投資することになる。だが、セクター別の分散であれば、ハイテク関連ならアップルといった米国企業はもちろん、中国のチャイナ・モバイルも入ってくるのだ。

「エネルギーならエクソンやBP(英国石油)に加え、ブラジルのペトロブラスなども投資先になります。先進国、新興国を問わず、世界で戦える企業に投資できるというわけです」

 日本でも、トヨタのように世界で戦える企業もあれば、国際競争力に欠ける企業もある。それを見抜いて個別に投資するのは大変だ。だが、ハイテク関連にエネルギー関連、金融関連など世界の株式市場をセクター別に分けて上位の銘柄に投資してくれるファンドがある。それを購入していくのが、浅川スタイルだ。

「もう一つ大切なのが、購入タイミングです。多くの投資家が損をしてしまうのは、『何を買うか』ではなく『いつ買うか』を間違えるためです。値動きの荒い株式市場で最適なタイミングを見極めるのは難しいですから、基本的には積み立てになります」

 購入するファンドは通常のインデックス派と異なるが、積み立ては同じ。しかし、すべてのファンドを積み立てるわけではないという。

「積み立てと一括購入するファンドを分けます。基準はボラティリティ(変動率)。ボラティリティの高い投資先では最適な買い時がわからないので、高値でまとめて買う恐れもある。だから、積み立てますが、ボラティリティの低いものは別。例えば、高格付けな債券やディフェンシブなセクターに投資するファンドは値動きが少ない。そういったファンドは、リーマン・ショックのような暴落時の割安になったタイミングを狙って一括購入します」

◆ダウ平均を注視しながら積み立てファンドも売買

 値動きの大きいリスクの高いものは積み立て投資を実施し、一括で購入するファンドと使い分けていく。手間はかかるが、機械的に積み立てるよりも、パフォーマンスは向上させやすい。

「ファンドを永遠に保有し続けることもしませんね。たとえ積み立て投資であっても、高値圏になったら少しずつ売却して利益確定。下落したところで、割安に買い直してと回転させていくのが効率的だと思うんです」

 インデックス投資の魅力は、相場を読むことの難しさから解放されて、ほったらかしにできること。これでは、だいぶ裁量トレードが入ってくる。そもそも、いつ高値圏かを見極めるのが難しいから、積み立てなのでは?