急成長株の見分け方――注目ポイントはM&A
資産2.5億円の「かぶ1000氏」、2億円の「御発注氏」ら“億り人”たちの注目銘柄から、圧倒的な情報網と人脈でお宝銘柄を発掘する株式ジャーナリスト、さらにはK氏関連仕手筋情報まで。生き馬の目を抜くマーケットで常勝する株のプロフェッショナルたちはどんな銘柄を見つけたのか?

◆国内で成長している最高益期待の銘柄

 株式アナリストで、自身も数千万円を投資しているという今北洋氏は、「キーワードはM&Aと最高益」と話す。

「やはり業績が伴わないと株価は上がらないし、順調に株価が上がっているのは業績がいい銘柄。今回挙げた日本M&Aセンター、ネクストの2社は過去最高益を更新しており、本年以降も上昇トレンドが続き、さらに上がりそうです。残るシーマも、業績が底打ちして復活の手ごたえを感じる銘柄です」

 この3社は「M&A」がポイントだという。

「この数年で株価が上がったことで買収案件が進みました。中堅中小企業では経営の多角化や事業の補完という意味合いもあり、身の丈にあったM&A案件が多い。買収した後、しっかり収益がでるかが大事。それが着実に育ち、今、実を結ぶようになっています」

【今北洋氏が注目する銘柄】

◎日本M&Aセンター(東証1部・2127)
現在株価:5330円/売買単位:100株/目標株価:7000円
PER:48.32倍/PBR:14.09倍
配当利回り:0.73%

中小企業向けのM&A仲介会社。中堅中小企業経営者の後継者問題や先行き不安の問題解決をし、同時に買収側の企業に発展戦略として友好的M&Aを推進し、地方の金融機関や会計事務所と連携。本年度に九州支社を開設予定で、九州の中堅・中小企業は事業承継ニーズが高いため業績拡大に寄与しそうだ

◎ネクスト(東証1部・2120)
現在株価:1044円/売買単位:100株/目標株価:1500円
PER:44.24倍/PBR:7.7倍
配当利回り:0.45%

日本最大級の不動産情報ポータルサイト「HOME’S」を運営。M&Aで事業を拡大し、’14年に世界最大級のスペインの不動産情報サイト運営会社を約110億円で買収。社運を賭けての大型M&Aに成功し、海外展開を含めた業績拡大に弾みがついている

◎シーマ(JASDAQ・7638)
現在株価:40円/売買単位:100株/目標株価:100円
PER:13.79倍/PBR:2.51倍
配当利回り:0%

婚礼向けの宝飾品販売が主力。しばらく業績低迷を余儀なくされたが、買収による事業の多角化に成功し、黒字化が定着。累積損失解消は目前で、復配期待も高まりそう。株価40円の超低位株のため、人気化すると一気に急騰する可能性があろう

【今北 洋氏】
株や為替、経済ニュースなどさまざまな金融情報を発信する情報ベンダーなどで、個別株を分析するアナリストとして活躍。相場全体の動向分析も行う

― 空前のバーゲン株 ―