2015年末時点で自然科学分野においてノーベル賞を受賞した日本人は計21人に達する。15年は中国人の屠ユウユウ氏がノーベル生理学・医学賞を受賞したが、中国育ちで中国籍の中国人が自然科学分野でノーベル賞を受賞したのは屠氏が初だ。(イメージ写真提供:123RF)

写真拡大

 2015年末時点で自然科学分野においてノーベル賞を受賞した日本人は計21人に達する。15年は中国人の屠ユウユウ氏がノーベル生理学・医学賞を受賞したが、中国育ちで中国籍の中国人が自然科学分野でノーベル賞を受賞したのは屠氏が初だ。

 ノーベル賞受賞者の数がそのまま国の科学技術の水準を表すものではないが、日本と中国で受賞者の数が大きく異なるのはなぜだろうか。中国メディアの網易はこのほど、日本のノーベル賞受賞者の数はアジア最多であることを指摘し、なぜ日本はこれほど多くのノーベル賞受賞者を輩出できるのかと疑問を投げかけた。

 記事は、日本が多くのノーベル賞受賞者を輩出できる理由は複雑な要因によるとし、簡単に説明できるものではないとしながらも、日本には古くから科学や教育を重視してきた素地があることを指摘。

 その例として、日本の識字率は江戸時代末期より非常に高く、中国を大きく上回っていたことを指摘したほか、1000円札には野口英世の肖像が描かれていることも科学が重視される社会の現れであると論じた。また、日本は「発明大国」でもあるとし、不思議な発明品も少なくないとしながらも、トイレでの排泄を通じて健康をチェックできる製品なども存在すると紹介した。

 その他にも記事は、日本政府が科学技術立国を目指して様々な政策の支援が行われていることや、国内総生産に対する研究開発費の割合の大きさを指摘している。ノーベル賞を受賞することが目的なのではなく、研究者たちの研究に打ち込む姿勢や、日本の科学技術を重視する社会的な素地がノーベル賞受賞者の多数輩出につながっているのだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)