中国メディアの東北網は11日、「中国人消費者はなぜ、日本で爆買いするのか?」と題する記事を発表した。理由の分析については、これまでに発表された論評などと特に違いはないが、最後の部分で当局関係者による「中国企業にとって恥」と主張に注目し、「行政当局にとっても恥」と批判した。(イメージ写真提供:(C)Lucian Milasan/123RF.COM)

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 中国メディアの東北網は11日、「中国人消費者はなぜ、日本で爆買いするのか?」と題する記事を発表した。理由の分析については、これまでに発表された論評などと特に違いはないが、最後の部分で当局関係者による「中国企業にとって恥」と主張に注目し、「行政当局にとっても恥」と批判した。

 文章は冒頭部門で、2016年春節期も中国では日本旅行の人気や、日本に到着してからの「爆買い現象」が続いていると紹介。中国で時おり見られる「売国」、「非愛国」といった主張に対しては、中国人は日本以外の国でも「爆買い」をしているとの反論し、反省材料にすべきと主張した。

 まず、国外における「爆買い」の前提としては、外国製品の品質のよさを挙げた。そして、中国人が自国産の製品を信用しない理由としてまず、「中国企業は創造性にもブランド力にも欠け、中国人消費者のニーズを満たしていない」と指摘。次に、「少数ではあるが、商道徳の最低ラインを守らない企業がある」として、偽物や劣悪商品の存在を挙げた。

 最後に、「市場の土壌が変質し、秩序に混乱が見られ、市場環境に人々が納得できない」状況と主張した。中国国内市場では、「悪貨が良貨を駆逐する」が発生しており、外国ブランドの商品が輸入されても、国内で販売したのでは、信用度が落ちてしまう現実を指摘し、「市場の管理体系自身に“病気”がある」、「これが品質問題の重要な根源」と主張した。

 中国では1月下旬、湖北省政治協商会議の王学海委員(議員)が、「中国人が日本に行って争って薬を買うのは、医薬界の恥辱」と述べた。王委員は大手製薬企業の董事長(会長)でもあることから、中国の医薬業界全体が奮起する必要があるとの考えを込めたと考えられるが、記事は、王委員が政治協商会議という政治にかかわる立場であることから、「業界にとって恥であるだけではない。当局の市場管理部門の恥なのだ」と主張した。(編集担当:如月隼人)(イメージ写真提供:(C)Lucian Milasan/123RF.COM)