旧日本軍の零式艦上戦闘機(ゼロ戦)を復元した機体が1月末、海上自衛隊の基地で試験飛行を行った。ゼロ戦復元機の試験飛行が行われた鹿児島県の海上自衛隊鹿屋航空基地は第2次世界大戦の末期に神風特攻隊が出発した場所でもある。ゼロ戦が日本の上空を飛行するのは第2次世界大戦が終結してから初めてのことだ。(イメージ写真提供:123RF)

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 旧日本軍の零式艦上戦闘機(ゼロ戦)を復元した機体が1月末、海上自衛隊の基地で試験飛行を行った。ゼロ戦復元機の試験飛行が行われた鹿児島県の海上自衛隊鹿屋航空基地は第2次世界大戦の末期に神風特攻隊が出発した場所でもある。ゼロ戦が日本の上空を飛行するのは第2次世界大戦が終結してから初めてのことだ。

 中国メディアの今日頭条はこのほど、ゼロ戦の「復活」は多くの日本人を興奮させたと伝え、所有者が米国から3億5000万円で購入したゼロ戦は世界に残された数少ない飛行可能なゼロ戦のうちの1機だと紹介した。

 記事は、ゼロ戦の所有者である男性の声として「戦闘機を里帰りさせることが夢であり、第2次大戦後の日本人の感情的必要でもある」として、2010年にゼロ戦里帰りプロジェクトを立ち上げ、ネットを通し寄付を募ったことを紹介。そして日本政府からの許可も得て、新安保法に対する中韓などの国からの反対の声が強まっていることも考慮して、「今飛ばないとこの先はもっと難しくなる」と判断したうえで1月末に飛行したことを紹介した。

 ゼロ戦は非常に高い戦闘能力を持っていた戦闘機だが、記事は好意的かつ客観的にゼロ戦の能力を紹介している。例えば、「第2次世界大戦中の旧日本軍にとって最強の主力戦闘機」といった具合だ。大戦の初期では、旋回性能、速力、航続距離などで米軍機を圧倒したことを伝える一方、米国がゼロ戦の鹵獲に成功し、弱点を研究された後は優位性を徐々に失い、大戦末期には神風特攻隊の自爆攻撃に使用されたと紹介した。

 中国ではゼロ戦だけでなく、先進技術実証機「X-2」など日本の戦闘機に対して強い関心を示す傾向がある。中国ではX-2の開発の進捗についても都度、大きく取り上げられており、日本の戦闘機について関心と同時に警戒心も抱いていることが見て取れる。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)