2015年は多くの中国人旅行客が訪日し、「爆買い」が流行語大賞に選ばれるほどの社会現象となったが、同時に一部の中国人旅行者の「マナー違反」も問題になった。中国メディアの新民網はこのほど、「渡航先では郷に入っては郷に従うべき」と題して、中国人旅行客に向けて、渡航先の習慣を理解することでマナーを守るよう呼びかけた。(イメージ写真提供:123RF)

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 2015年は多くの中国人旅行客が訪日し、「爆買い」が流行語大賞に選ばれるほどの社会現象となったが、同時に一部の中国人旅行者の「マナー違反」も問題になった。中国メディアの新民網はこのほど、「渡航先では郷に入っては郷に従うべき」と題して、中国人旅行客に向けて、渡航先の習慣を理解することでマナーを守るよう呼びかけた。

 日本のメディアも注目した中国人による「マナー違反」とは、大きな話し声やごみのポイ捨て、食べ物を粗末にすること、所構わぬ痰吐きや喫煙、許可なく写真を撮るといったことが挙げられる。また、コンビニなどで料金を支払う前に勝手に商品を食べ始め、それを咎めた店員を殴った中国人もおり、爆買いの背後ではさまざまな問題やトラブルも起きているのが現実だ。

 記事は、中国政府が近年、渡航先でのマナー向上を呼び掛けるようになったことで、特に痰吐きと喫煙の問題は改善されたと主張する一方、いまだに改善されない問題も少なくないと指摘。それは列の割り込みや団体で座り込んで道をふさぐこと、許可なく写真を撮ること、レストランへの食べ物の持ち込みなどが挙げられる。

 続けて、「こうした行為は国や本人のメンツをつぶすだけではなく、現地の法律を犯し、処罰されかねない行為」であるとして注意を促し、「集合時間を守らないこと」も中国人旅行客の大きな問題であり、旅行会社やバス会社にも迷惑をかけていると指摘。

 また、「他人に迷惑をかけないというのは日本文化の重要な部分」であるとし、大きな話し声や座り込んで道をふさぐことなども他人に迷惑をかける行為であるため、日本旅行では自分勝手な行為は控えるように呼びかけた。

 中国人旅行客のマナーは数年前と比べると改善したとはいえ、全体としてはまだ時間がかかりそうなのが現実だ。中国人旅行客の消費は日本に大きな経済効果をもたらしてくれるため、商業界では歓迎する動きが一般的だが、マナーも向上すればさらに歓迎される存在になるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)