11日、「漢奸(漢民族の裏切り者)」「売国奴」などと罵倒されたとして、台湾の人気アーティストのジェイ・チョウが中国の文化芸術団体を訴えていた裁判で、裁判所が同団体に8万元(約140万円)の損害賠償金の支払いを命じた。写真はジェイ・チョウ。

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2016年2月11日、「漢奸(漢民族の裏切り者)」「売国奴」などと罵倒されたとして、台湾の人気アーティストのジェイ・チョウ(周杰倫)が中国の文化芸術団体を訴えていた裁判で、北京の裁判所が同団体に8万元(約140万円)の損害賠償金の支払いを命じた。中国時報が伝えた。

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昨年6月、中国の文化芸術団体「北京人和書畫院」が開設したメッセンジャーアプリのアカウント「微秀生活」が、「日本漢奸のジェイ・チョウを打倒せよ」というタイトルの文章を拡散させたもの。この中には、ジェイの祖父母が「日本人」であるとし、「地獄に落とせ」などと過激な言葉が並んでいた。

ジェイ・チョウ側では同9月、悪意に満ちた中傷であり、人格を踏みにじる行為だと指摘。「北京人和書畫院」を相手に損害賠償と公式謝罪を求め、北京市朝陽人民法院に訴え出ていた。

同法院ではこのほど、ジェイ・チョウ側の申し立てを認め、「北京人和書畫院」に対し、8万元(約140万円)の損害賠償金の支払いおよび、ニュースサイト上での謝罪文公開を命じた。もし期限までに公開されなかった場合、法院側が強制的にその内容を新聞に掲載し、費用を請求するとしている。

この判決を受けて、ジェイ・チョウの個人事務所がコメントを発表。「結果に満足している。誰もが自分の発言には責任を持つべきだ」としており、今回の賠償金についてはチャリティー活動に利用するという。(翻訳・編集/Mathilda)