日本の先進技術実証機「X−2」が11日朝、名古屋空港で低速度の滑走試験(タキシーチェック)を実施した。中国の大手ポータルサイトの新浪網は日本時間午前10時31分には、高解像度画像の写真記事を配信した。(写真は新浪網の11日付報道の画面キャプチャー)

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 日本の防衛装備庁が三菱重工業を主契約企業として開発を進めている先進技術実証機「X-2」が11日朝、名古屋空港で低速度の滑走試験(タキシーチェック)を実施した。日本で同試験そのものはそれほど注目されていないが、中国では大手ポータルサイトの新浪網が日本時間午前10時31分には、高解像度画像の写真記事を配信するなど、日本の戦闘機開発は強い関心を集め続けている。

 X-2の当初名称は「先進技術実証機」で、略称は「ATD-X」だった。1月28日には報道陣に外観が公開され、改めて名称を「X-2」とすることが発表された。中国では現在でも、以前からの通称だった「心神」の名を使う報道が多い。

 新浪網はX-2のタキシーチェックを「心神がついに新たな動向:X-2試験機が本日、タキシーチェック」との見出しで報じた。本文は短く、「X-2は今月中に初の試験飛行を行う予定。また、三菱から防衛省に引き渡される」と紹介した。

 日本ではX-2に関連する話題が、1月28日の公開いらい、やや途絶えた感があった。

 中国ではX-2についてそれ以降も、「開発するのは容易でない」とした上で、日本はステルス性については電波吸収素材、複合素材、炭素繊維、セラミック繊維などで、これまでに蓄積してきた大量の技術を投入すると紹介する記事(6日付中国新聞社)や、翼面とエンジンの推力偏向を連動させる技術に注目する記事(8日付環球網)など、一般読者を対象とする大手メディアが断続的に報道してきた。(編集担当:如月隼人)(写真は新浪網の11日付報道の画面キャプチャー)