台湾メディア・東森新聞雲は7日、「日本人の商業的頭脳には敬服せざるを得ない」として、山形県のメーカーが市場に出せないサクランボを使って製造した「さくらんぼサイダー」が人気を集めていると報じた。(イメージ写真提供:123RF)

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 台湾メディア・東森新聞雲は7日、「日本人の商業的頭脳には敬服せざるを得ない」として、山形県のメーカーが市場に出せないサクランボを使って製造した「さくらんぼサイダー」が人気を集めていると報じた。

 記事は「農作物は過剰生産時、往々にして廃棄される運命から逃れられない。しかし、日本の農家たちは見栄えが悪かったり、余った野菜や果物から副産物を作ることを非常に心得ているのである」と説明。そのうえで、山形県では見栄えの悪くて市場に出せないサクランボの高級品種「佐藤錦」などを用いたサクランボのサイダーが作られ、発売後にネット上で大人気となったと紹介した。

 紹介されたのは同県南陽市の「山形食品」が開発した「さくらんぼサイダー」。2013年に発売したところ1カ月で初回生産分の9万本が売りきれるほどの人気を博したとのことで、現在もネットストアで販売中だ。同社ではさくらんぼのほかにリンゴ、ラ・フランス、ブドウ、桃、トマト、柿、スイカ、パインといった同県産の野菜・果物を原料としたドリンクなどを開発している。

 記事はまた、ソーダやコーラといった炭酸飲料が日本では非常に飲まれており、日本各地で特産品を原料やフレーバーとして用いた「ご当地サイダー」が存在することを併せて紹介した。

 余ってしまったり形が悪かったりする作物から飲み物を作ったとしても、それがすべてヒットするわけではない。「さくらんぼソーダ」の例で言えば、「佐藤錦」に代表される山形産サクランボのブランド価値、高級感を見事に生かしたことが成功の背景にあるはずだ。そういった面を含めての「商業的頭脳」が大切なのである。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)